イギリスの短い夏も終わりかけ、秋に向かおうとしていますね。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。今回は、イギリスでよく遭遇する虫についての対策をまとめてみました。
飛ぶ虫対策
貼る網戸
まず、私が渡英してビックリしたことのひとつに網戸がないという事。日本では当たり前についてい るので、そのありがたさに気付きもしませんでした。イギリスに来てから窓を開けるとハエ、蜂、てんとう虫、よくわからない虫まで入ってきます。特にキッチンを飛び回られると衛生面も気になりますよね。
そこでイギリスでも網戸が売っているのかを調べたところ アマゾンUKに貼って使える網戸を発見しました。剥がす際にも跡が付かないようですので、引越しの際にもありがたいですね。また、窓のサイズも複数ありますので、ご自宅の窓に合うサイズを選ぶ、ない場合はカットしても使えそうです。
電気ハエたたき
また、室内に虫が入ってきてしまった場合の対策としては、電気ハエたたきなる物も販売されています。ハエだけでなく、蜂やモスにも使えるそうです。USB充電ができ、立てて使うことはもちろん、持ち運びができるので、飛んでいる虫を仕留めることもできます。最近日本で流行っている手持ち扇風機のような形ですね。
シルバーフィッシュ対策
イギリスに来て初めて知った「シルバーフィッシュ」という虫。日本では「紙魚」と呼ばれているそうです。体長は8〜10mmほどでシルバーに輝くクネクネした虫です。画像は気持ち悪いので、ご興味のある方は検索してみてください。たくさん画像が出てきます…
シルバーフィッシュは湿気を好むので、バスルームあたりに出没します。夜行性のため、日中はあまり見かけません。紙や乾物、髪やほこりなどを食し、何も食べなくてもしばらくは生息可能だとか。そして、隙間や割れ目がある環境を好むそうです。
日本にも生息しているシルバーフィッシュですが、見掛けることがほとんどありませんよね。日本は住宅が比較的新しく、空調設備や換気で乾燥させやすい、また隙間なく設計されているからなのかと個人的に思っています。
対策としては、換気、掃除、住宅の隙間を埋めるの3つがシルバーフィッシュの特性上、一番効果的かと思います。シルバーフィッシュ用の殺虫剤も売っていますので、バスルームの隙間に吹きかけるとそこからシルバーフィッシュは出てこられなくなるはずです。
モス対策
イギリスでは頻繁に出るという「モス」という虫。日本だと「衣蛾」と呼ばれています。米粒サイズの茶色の羽虫で、カーペットやカーテン、カシミヤやウール素材の服などに生息します。動きは遅く、駆除はしやすい虫のようです。ただ、成虫が上記のような生地に卵を産み、どんどん繁殖していく厄介な虫です。
退治用のスプレーやクローゼットに掛けるタイプの物も売っています。
噂によるとスプレータイプのほうが強力のようです。目に見えるモスだけでなく、目に見えない卵が服やカーペットに産み付けられていることも多いので、怪しい箇所にスプレーをかけることをお勧めします。備え付け家具が多いイギリス、古くからあるカーペットやラグの裏にも生息するそうですので、スプレーしてもなかなかモスが減らないという方は裏面も見てみてください。
最後に
イギリスで生活するには、虫を気にしないで生きるタフさも必要かもしれませんが、できるだけ自宅では快適に過ごせたらいいですよね。上記内容が少しでも参考になれば嬉しいです。