みなさま、こんにちは。秋も深まってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。今回は、コロナ渦で中止されていたバッキンガム宮殿の衛兵交代式が、8月より再開されましたので、見どころや場所取りなどの詳細をお伝えいたします。
衛兵交代式とは?
バッキンガム宮殿の交代式は、バッキンガム宮殿を警護する衛兵(オールドガード)が、宿舎であるウエリントン兵舎から来る衛兵(ニューガード)と交代する儀式です。また、隣のセント・ジェームス公園北側にあるセント・ジェームス宮殿からも任務を終えた衛兵が合流します。
グレナディア隊、コールドストリーム隊、スコッツガーズ隊、アイリッシュガーズ隊、ウェルッシュガーズ隊という5つの近衛歩兵隊連隊による勤務交代の儀式です。これらの連隊はバッキンガム宮殿だけでなく、セントジェームズ宮殿やクラレンスハウスの護衛をしています。ちなみに、皮の帽子に付いている羽飾りや制服のボタン配置などで見分けることができるそうです。
開催日時
今現在は、月・水・金・日の隔日開催となります。11時から開始されます。例年ですと、夏の時期は毎日開催されていたようですので、来年の夏はもしかすると毎日開催となるかもしれませんね。また、悪天候や他行事のために中止のこともありますので、下記HPよりお確かめの上、お出掛けください。遅くとも開始の30分前には到着していたほうがよさそうです。良い場所で見たい方は、もう少し早めのほうが良いかもしれません。尚、予約は必要ありません。
●開催スケジュール
https://www.householddivision.org.uk/changing-the-guard-calendar
●時間スケジュール
https://changing-guard.com/dates-buckingham-palace.html
見学場所
https://www.householddivision.org.uk/index.php?action=changing-the-guard
上記サイトに宮殿や兵舎の位置、衛兵の移動順序などが記載されていますので、まずは簡単にご確認ください。
バッキンガム宮殿正門
こちらは人気のようで開始30分前でもかなり混雑していました。早めに行かないと場所取りは難しそうです。オールドガードとニューガードの交代を近くで見られ、音楽の生演奏も近くで聞こえますし、観光スポットとしても人気なのがわかります。ただ、宮殿の柵が邪魔をして綺麗に見られないのと、行進をしっかりみたい方は別の場所のほうが綺麗に見えることもあります。
ヴィクトリア記念碑
こちらは行進も交代式もバランス良く見えるポイントかと思います。行進は近くで見ることができますが、交代式に関しては小さくしか見えません。また、バッキンガム宮殿正門前にたくさんの見学者がいますので、宮殿内で交代式がおこなわれている際には、ヴィクトリア記念碑の階段を数段登り、少し高めの位置から見ると見やすいかと思います。こちらも開始30分前には警察が仕切りを作ってヴィクトリア記念碑の一帯に入れないように警備していましたので、早めに行かれることをお勧めします。
ザ・マル
こちらは宮殿内の交代式は見えませんが、行進を間近で見ることができます。バッキンガム宮殿にまっすぐ伸びる道は邪魔する物がなく、今の季節端にある紅葉ともあいまって雰囲気のあるエリアでもあります。セントジェームズ宮殿より前に場所を取ると騎馬隊、衛兵のマーチングバンド、オールドガードとニューガードの行進を見ることができます。
ウェリントン兵舎
こちらも宮殿内の交代式は見えませんが、これから勤務するニューガードがバッキンガム宮殿に向けて兵舎を出発しますので、行進を近くで見ることができます。この辺りはバッキンガム宮殿正門前に比べたら、混雑具合は少なめでした。
セントジェームズ宮殿
こちらも宮殿内の交代式は見えませんが、勤務を終了するオールドガードがバッキンガム宮殿に向けて出発しますので、行進を近くで見ることができます。混雑具合は少なめです。
ほかに
バッキンガム宮殿公式ショップも近くにありますので、せっかくの機会に覗いてみてはいかがでしょうか。イギリスらしい物がたくさん置いてありましたので、お土産にも良さそうです。