こんにちは、駐在妻サポーターめぐみです。本帰国後必要になる手続き関係についてまとめました。参考になれば幸いです。

携帯電話の手続き

電話番号は帰国後すぐに必要となるものの一つ。様々な契約や、連絡手段として引越し直後から必要になってきます。
ではどのキャリアを選べばよいのでしょうか。
現在は格安SIMも普及していますし、ドコモ、au、ソフトバンクと楽天を合わせた4社も低価格帯のサービスを導入していています。2021年12月時点での「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態」の調査結果によると、日本のスマホ利用者の平均金額は4,617円だそう。イギリスに比べるとまだまだ高いですが、それでも断然安くなってきています。また、◯年縛りや解約金がドコモ、au、ソフトバンクでは廃止され、キャリア変更が以前より気軽にできそうです。
家族割や後述のブロードバンドと併用するとお得になるので、生活スタイルや好みに合ったものを探してみてください。
【参考】携帯キャリア契約者数ランキング(2021年)
1位:NTTドコモ|36.4%
総務省|電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表 (令和4年度第1四半期(6月末))
2位:KDDI(au)|26.8%
3位:ソフトバンク|21.2%
4位:楽天モバイル|2.3%
大手キャリアの格安プラン比較
※金額は2022年10月時点
ドコモの「ahamo」
ドコモは2021年3月から、新プラン「ahamo」を開始。ahamoは月々2,970円で20GBと大容量のデータを利用でき、さらに無料通話や海外ローミングも付いています。
≫ahamo HP
KDDIの「povo」
KDDIはメインのauをはじめとして、UQモバイルやpovoなど、人気の携帯プランを多数展開。「povo」は、基本ベースプラン0円から始められて、必要な機能やデータを「トッピング」として組み合わせて使うスタイル。20GBプランで比較すると2,700円と、ahamoと同程度でした。
≫povo HP
ソフトバンクの「LINEMO」
ソフトバンクは、ワイモバイルやLINEMOを提供しています。ワイモバイルよりも格安の「LINEMO」も、上記2社と同様の価格帯で20GBで2,728円。ミニプランであれば3GBで税込990円となっています。
≫LINEMO HP
楽天モバイル
2020年以降国内4社目のキャリアとして参入している「楽天モバイル」。ポイント還元は楽天を利用する人にとって魅力なのでは。料金も20GBで税込2,178円/月と4社中最安。データ無制限のプランでも3,278円と低価格となっています。
≫楽天モバイル HP
ちなみにその他格安SIMの主なものは以下の通り。
- BIGLOBEモバイル
- HISモバイル
- IIJmio
- J:COM MOBILE
- LIBMO
- mineo
- NUROモバイル
- OCN モバイル ONE
- UQ mobile
- イオンモバイル
- エキサイトモバイル
格安SIMの事業社は600以上あるらしいですよ、調べることすら億劫なレベルになっています。。
インターネット環境

携帯電話同様、プロバイダーもたくさんの選択肢があります。

帰国後は新居を整えることで手一杯で、ネットはとりあえず使えればなんでもいい!そこに時間をかけられない!というのが正直なところでした。
筆者のように特にこだわりがなかったり、とりあえず決めてしまいたい!比較検討する余裕がない!方に、選ぶポイントをお伝えします。
- 新居にどの回線が対応しているか調べる
(賃貸の場合は対応しているものが限られているかも) - 携帯との併用で考えてみる
(携帯セット割がある) - キャンペーン、キャッシュバックで選んでみる
ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの家電量販店ではキャッシュバックが行われていて、家電が割引になるキャンペーンがあります。帰国後は家電を買い替えることが多いと思うので、キャンペーンを利用してみてはいかがでしょうか。
注意点
・携帯キャリアと違って契約の◯年縛りがあることが多い
・契約しても開通工事が1ヶ月くらい先になることも(それまでWifiレンタルできるようですが、無料かどうかは各社異なりそう)
電気・ガス・水道申込み


2016年4月〜「電力自由化」、さらに2017年4月からスタートした「ガス自由化」により、以前は地域で決められていた会社としか契約できなかった電気とガスが、自由に選んで契約ができるようになり自ら選ぶ時代になりました。
例えば、ドコモでんき、auでんき、ソフトバンクでんき、ソフトバンクガスなど携帯キャリアもサービスを展開していて、携帯電話、インターネット、電気、ガスをセットで加入することによるセット割やポイント還元などのサービスが本当にたくさん存在しています。
携帯キャリア以外にも、鉄道会社、石油会社、商社など様々な企業が新電力、ガス事業に参入している状況。サービスが多様化している中で、帰国直後から完璧にスタートさせたい!場合は帰国前からしっかり調べておく必要がありますが、まずはライフラインを整えてから徐々に見直していくで良いのでは、、と個人的に思います。
転入届・マイナンバーカード


転入の手続きは、住民基本台帳法により引越し後14日以内に届け出る必要があるようです。
手続きに必要なものはこちら。(東京都の場合)
・転入する全員のパスポート
・帰国日が確認できる飛行機の搭乗券の半券など(パスポートに帰国(入国)印が押印されていない場合のみ。)
・窓口に来られる方の本人確認書類(パスポート、マイナンバーカード、免許証、保険証、在留カードなど)
・委任状(委任者の意思確認書類)(本人または同一世帯員以外の方が届出する場合のみ。)
引越しの際に、パスポートに入国印をもらうように言われますが、ここでも必要になるので押印をお忘れなく!
マイナンバーカード
総務省によるとマイナンバーカードは申請率が5割強(2022.10時点)ということで、普及率は少しずつ高くなっている模様。身分証提示の際第一候補としてマイナンバーカードを求められることが増えたことと、紙の健康保険証は今後廃止となりマイナンバーカードに一本化されるとのこと。今後ますます必要になりそうです。


普及率を上げるため、申請すると最大20,000円分のポイントが受け取れるキャンペーンも登場しています。
≫マイナポイントとは?(総務省)
運転免許証の手続き


免許をお持ちの場合は手続きをお忘れなく!
≫海外滞在中で日本の免許をお持ちの方(警察庁)
≫海外滞在者の運転免許証の更新等に係る特例について
各種住所変更(銀行、クレジットカードなど)
各種住所変更、また日本旧住所の郵便物の転送をしていた場合は新住所への変更も。
失業保険の手続き
一般的に失業保険・失業手当・失業給付と呼ばれているこの制度は、日本で労働していた時に払っていた雇用保険の中にある制度の一つです。労働者の生活や雇用の安定を目的とし、離職して失業状態にある人が安定した生活を送りながら一日でも早く再就職できるようにすることを目的としたものです。
恐らく退職した方は渡航前に受給期間の延長申請をして出国したと思うので、受給する場合は帰国後に再度ハローワークで手続きを行います。
受給の条件として次の就職先が決めるまでの措置という位置付けなので、
・就職するつもりがない
・家事に専念する
・自営を開始、または自営準備に専念する
・すでに就職先が決まっている
・雇用保険の被保険者とならないような短時間就労のみを希望している
・自分名義で事業を営んでいる
などの場合には受給条件に当てはまらないようです。
≫求職者給付に関するQ&A
また受給期間の延長は離職日の翌日から最長4年間です。ご自身が受給の対象か分からない場合にはハローワークに問い合わせてみてくださいね。
≫申請期限の変更について



筆者は渡航期間が4年8ヶ月。帰国後ダメ元でハローワークに行きましたが、やはり受給できませんでした(涙)。。
まとめと帰国して感じた日本のこと
キャッシュレス化
コロナも影響してかキャッシュレス化が以前より進んだ印象です。ただ、現金払いでのみポイントがつくなど、どっちにしたいんだ?と思うこともしばしば。またキャッシュレス化が進む中で、特に電子マネー(〇〇ペイ、交通系ICカード)などのサービスが多種多様化しすぎていて複雑です。携帯の中がアプリだらけになってしまうので、うまく集約してまとめていきたいところです。
紙・印鑑はまだ必要
オンライン申請、申込みなどが増えたものの、用紙をダウンロード→印刷→郵送ということもまだまだ多く、オンラインだけで完結するにはまだ至っていないようです。
帰国後は家具家電の買い替えや荷物の整理などやることが満載ですが、手続き関連もひとつずつこなして新生活を整えていってくださいね!