こんにちは、Sunnyです。
ロンドンに住んでいると、ヨーロッパにも気軽に行けるのが魅力ですよね。
特にEurostar(ユーロスター)に乗れば、ロンドン市内から陸上で近隣国へ行くことができるため、気軽に旅行ができます。
今回は、バンクホリデーの2泊3日を利用していったブリュッセル、アントワープの旅をご紹介します。
ベルギー王国(通称名:ベルギー)とは
ベルギー王国(通称名:ベルギー)は西ヨーロッパに位置する連邦立憲君主制国家。
首都はブリュッセル、言語はオランダ語(フラマン語)・フランス語・ドイツ語で、テレビやラジオでは複数の言語を聞くことが出来るのだとか。
日本では、ベルギ―ワッフル・チョコレートが有名ですが、観光・文化・グルメの面で魅力的な場所が沢山あります。
面積は、30,528km2と日本の12分の1程度の大きさの為、近隣諸国と合わせて旅行をするのもおすすめです。
ロンドンからは、電車:Eurostar(ユーロスター)や飛行機をメインに行くことが出来ます。

新幹線感覚でほかの国に行けるなんて…! Eurostarのレポをご紹介します!
Eurostar(ユーロスター)に乗って出発
ユーロスター(Eurostar)とは、イギリスとヨーロッパ大陸(主にフランス・ベルギー・オランダ)を結ぶ高速列車で、英仏海峡の下を通る「ユーロトンネル(Channel Tunnel)」を走る唯一の旅客列車です。
時速は最大300キロ/時の速さで、ロンドンの中心にあるSt Pancras International(セント パンクラス インターナショナル駅)から陸路で近隣諸国まで2時間程度で行くことが出来ます。
チケット購入
Eurostar(ユーロスター)のWebサイトより、事前にチケットを購入しました。もちろん当日のチケット購入も可能ですが、事前に購入したほうがオトクなケースが多いので、事前に購入がおすすめです。
ロンドンのSt Pancras InternationalからベルギーのBrussels Midi Train Stationまで購入しました。
著者が訪れたAntwarp(アントワープ)へは、Brussels Midi Train StationからSNCB(ベルギー国鉄)のインターシティ(IC)列車に乗り換える必要があります。
Eurostar(ユーロスター)の利用方法
チケットの確認
チケットの予約ができたら、登録したメールアドレス宛にチケットが届きます。
到着時間とゲートクロースの時間が記載されているので、私は記載されている時間に駅に並び始めるようにしました。
パスポートとチケットの簡易チェック
パスポートとチケットが確認されます。バンクホリデーの初日に行き、この列で15分ほどは待ちました。
Eurostar Premierの利用の場合は、右側の優先レーンが利用できます。
荷物チェック
空港よりも簡易バージョンのような荷物チェックと身体チェックが行われます。
ユーロスターには一般的に利用する化粧品や飲料水などは、飛行機のように100ml制限やジップロック袋の義務はありません。荷物を開ける必要も基本的にはなく、持ち込みができるのがメリットです。
出国・入国
イギリス出国審査(UK Border Force)および、フランス/ベルギー/オランダ入国審査が行われます。ここでシェンゲン圏への入国スタンプが押されるため、到着後現地での審査はありません。
出発ラウンジへ
審査を通過すると、ユーロスター専用の出発ラウンジに入ります。中にはコーヒーショップや軽食売店、トイレ、待合席があります。
25分前位になると出発ゲートが開き、電車に乗ることが出来ます。



電車で他の国に移動できて、飛行機より楽チンです。
ここからは、半日で巡れるブリュッセルのおすすめをご紹介します!
Brussels(ブリュッセル)おすすめ3選
Eurostar(ユーロスター)を降りると、ベルギーの玄関口である、Brussels Midi Train Station(ブリュッセル ミディ トレイン ステーション)に到着します。
ブリュッセル首都圏地域(通称:ブリュッセル)は、域内に憲法上の首都であるブリュッセル市があるが、実際にはブリュッセル首都圏地域全体で首都となります。
ヨーロッパ全域にまたがる国際機関であるEUやNATOの本部が置かれている国際色豊かな都市です。
Grand Place(グランプレス)周辺エリア巡り
Grand Place(グランプレス)
世界遺産にも登録されている、豪華な市庁舎とギルドハウスが並ぶ広場。
12世紀に市場として利用され始め、16世紀には商業・政治の中心地として栄えていましたが、1695年のフランス軍による爆撃で広場の大部分が破壊。その後、ギルドハウスや市庁舎などが再建され、現在の状態に至っているそうです。
広場を囲む建物群は、ゴールドの部分が太陽の光に当たると特に輝いていました。
Royal Gallery of Saint Hubert(ギャルリー・ロワイヤル・サンチュベール)
Grand Placeから北へ数分歩くと、1847年に開業したアーケードに到着します。
ルネサンスの影響を受けた建築で、ガラスのアーチ型天井は、、晴れると美しく光が入ってきます。
市街地にあるチョコレートショップの多くはこのアーケード内で見かけることが出来たので、帰国前のお土産調達によさそうな場所でした。


Manneken Pis(小便小僧)
Grand Placeから南へ10分ほど歩くと、有名な小便小僧を見ることが出来ます。
国の祝日、文化イベント、何かのコレクションなどで衣装を着ていると、想像していた印象と異なりました。
何の服を着る予定かは、市の公式サイトで確認ができます。
Royal Palace of Brussels(ブリュッセル王宮)周辺散策
中央駅から右へ徒歩5分ほど歩くと、ブリュッセル公園の南側に王宮があります。
建物中央の上部の小さなドーム状の屋根に国旗があるときは、「国王が在宮中」のサイン。
公園の緑とグレーがかった王宮の景観は、落ち着いた印象を感じました。
王宮内は、夏場の限られた時期にしか見られないそうですので、訪問の際は事前に調べてくださいね。
王宮方面から駅の方へ向かうと、美術館エリア、Garden of the Kunstberg(ガーデン・オブ・ザ・クンストベルグ)と呼ばれる広場にたどり着きます。
1910年のブリュッセル万国博覧会のために一時的な庭園として設計され、その後現在の形態に整備されたのだとか。
庭園は綺麗に手入れされていて、市街地とは少し違った雰囲気を味わえました。
Moules-frites(ムール・フリット)を食べる
ベルギーを代表する伝統料理で、2つの料理をセットで提供される料理です。
観光地の中で、特に人気であるお店「Chez Léon」に行って食べてきました。
ムール・フリットとは、
フリット(Frites)=ベルギー風フライドポテト(二度揚げでカリカリ)
ムール(Moules)=ムール貝(白ワインやクリーム、セロリ・玉ねぎなどと一緒に蒸したもの)
味付けには「白ワイン蒸し」「ガーリックバター」「クリームソース」などのバリエーションがあり、ムール貝の殻をピンセット代わりにして他の貝をつかんで食べるのがベルギー流とのこと。
大人2人でムールフリットとフライのアラカルトを注文しました。ムール貝は程よい塩気の貝×セロリの苦みが抑えめであっさり。揚げ物と交互で食べて、あっという間に完食しました。



おなかも満たされたら、電車に乗って港町アントワープへ移動します!
Antwerp(アントワープ)おすすめ3選
ブリュッセルから電車で約50分の場所にあるAntwerp(アントワープ)は、ヨーロッパの2番目に大きい港があるベルギー北部の港町。ダイヤモンドの取引が世界でも多く、ルーベンスの故郷として知られる街です。
ブリュッセルと比べてコンパクトではありますが、中世の雰囲気を残す旧市街には、歴史的建物、カフェ、ブティックが並ぶ一方で、モダンな建築やミュージアムも点在。
石段もなだらかな場所が多く、ベビーカーでも比較的歩きやすそうでした。
なんといっても外せない、旧市街散策
ブリュッセルのGrand Placeもきれいだけど、アントワープのGrote Markt(グローテマルクト)も負けていません。
Antwerp City Hall(市庁舎)とGuild Houses(ギルドハウス)の建物に、金色の像が屋根に飾られているのが特徴。
ブリュッセルより少しくすんだ色に見えましたが、建物との一体感が出ていて、上品な感じがしました。
Oude Koornmarktストリート上を歩いていたら、このような隠れ家的な小道を発見。中に入ると小さなビストロがあり、贅沢なディナーによさそうでした。
建物の角、通りの交差点近くの高い位置に聖母マリア像(または他の聖人像)をよく見かけます。ベルギーの中でも特に多いエリアなんだとか。
Cathedral of Our Lady(聖母大聖堂)
フランダースの犬の舞台になった大聖堂で、ネロとパトリックが最後にみた聖母マリアの絵がある教会です。
実は現地の人にはそこまで知られていないようでしたが、大聖堂の前に数年前からネロとパトリックのモニュメントが立てられました。
14世紀から人々の祈りとして利用されていて、主塔は123メートルもあり、アントワープで一番高い建物なのだとか。
この大聖堂の特徴は、ルーベンスの傑作4点が保持されていて、そのうち2点はこの場所で鑑賞が出来ること。「キリストの降架」と「聖母被昇天」は、現在展示されている場所の為だけに描かれたもので、これは世界中どこを探しても見ることが出来ないようです。
著者はイギリスに来てから、大聖堂などを巡るようになりましたが、他の地域と比べて木をあしらった装飾が多いように感じました。
MAS – Museum aan de Stroom(美術館)と眺望
日曜日に営業している美術館で、ユニークな形の外観。
今回著者は時間が足りず美術館は断念しましたが、この上の眺望は無料で見られるんです!
旧市街と港エリアの建物の景観の違いが楽しめます。



旅の締めくくりにおススメ!晴れているとより景色が綺麗でした!
感想
Eurostarを使って、飛行機よりも制限が少なく目的地での時間を楽しむことが出来ました。
ヨーロッパの中心にあるブリュッセルは、短時間での観光も楽しめるため移動日でサッと有名どころを見ることができ、
アントワープでは街の雰囲気をゆったりとした空間で味わえました。
他にもこのような投稿もあるので、次回の旅の参考にしてくださいね。それではまた!



