夫の駐在に帯同し、ロンドンに住み始めて、早いもので2年が経ちました。
来たばかりのころは、環境の変化や日本との勝手の違いにやりにくさを感じたり、大変な思いをしたこともたくさん。
けれどもここでの生活にも慣れてきて、この街の好きなところも増えてきました。そこで今回は、ロンドンで暮らしていて私が「ここが素敵なだ」感じることを4つご紹介させてください。
1. 美術館や博物館へ行きやすい
ロンドンに住んでいて嬉しいことのひとつが、美術館や博物館がとても身近なこと。
もちろん日本にもたくさん美術館や博物館はありますが、基本的に有料なこともあって、なんだか敷居が高く感じてしまっていたんですよね。その点、ロンドンでは無料で入場できる美術館・博物館がほとんどで、驚きました。
有名どころでは、世界的な名画が集まるナショナル・ギャラリーや、恐竜の展示が見所の自然史博物館など。
観光で一度訪れるだけではなく、「今日はこの絵を見に行きたい!」と思ったら気軽に足を運べるのが、住んでいるからこその贅沢だなと思います。
なかでもお気に入りの美術館は、The Wallace Collection。

建物そのものも美しく、展示されている絵画や家具が豪華なだけでなく、中庭テラスにあるカフェもとっても素敵なんです。
ちなみに、ロンドンの無料の美術館・博物館は、基本的に無料ではあるものの、寄付が推奨されています。
最低金額が設定されている場合でも£5程度のことが多く、それを払ったとしてもヨーロッパの他の美術館の入場料と比べると、かなりリーズナブルだなと感じます。


2. ミュージカルが身近
ロンドンといえば、ミュージカルも有名ですよね。ウェストエンドは、ニューヨークのブロードウェイと並ぶミュージカルの聖地として知られています。
本当に毎日のように、数えきれないほどの作品が上演されています。日本にいた頃は、ミュージカルは特別なものという感覚だったのですが、毎日のように地下鉄のエスカレーターで広告を目にし、演目をモチーフにした装飾が施されている劇場が街の至る所にあるので、なんだか身近なもののように感じるようになりました。
ちなみに私がロンドンで初めて観たのは『SIX』。イギリス史で知られるヘンリー8世の6人の妻たちをテーマにした作品で、歌とパフォーマンスが中心。上演時間も約80分と比較的短めです。

歌の力に圧倒され、最後の曲では思わず涙がこぼれたほど。録画・録音の技術が発達し、最高画質・最高音質のスピーカーを持ってしても生のパフォーマンスにしかないパワーがあるような気がしています。
子供が小さいと預け先の調整が必要になるので、なかなか頻繁に観劇することはできませんが、気になっている作品をいくつか鑑賞できたらなと思っています。

3. 素敵な街並みにうっとり
住んでいるとだんだん慣れてはくるものの、やっぱりロンドンの街並みは素敵だなと思います。オレンジ色のレンガに白い窓枠の建物を見ると、「ロンドン」を感じます。

街に季節の花々も溶け込んでいて、桜やチューリップ、藤や紫陽花など季節の花を楽しめるのも魅力。日本の四季も美しいけれどまた違った景色をみることができます。

そして、街並みが一番華やかになるのがクリスマスシーズン。街のいたるところにクリスマスのデコレーションが施され、ショップのウィンドウも華やかに。

特別な場所に行かなくても、ただ街を歩いているだけで楽しいんです。

4. 想像以上に日本のものが手に入る
海外生活ではどうしても日本のものが恋しくなるもの。
ロンドンはヨーロッパ随一の大都市だし、日本のものはかなり手に入ると想像はしていたけれどそれ以上だったんです。
“ちゃんとした”日本料理店、和菓子屋さん、日本のパン屋さん、日本食材を扱うスーパーが本当にたくさん。
メーカーにこだわらなければ、家庭で普段使う調味料はなんでも揃いますし、日本のお菓子も手に入り、お惣菜パンや菓子パンを販売しているベーカリーも。

和菓子を買えるお店もあれば、海外でよくある「なんちゃって寿司」ではなく、本格的なお寿司を食べられるレストランもあれば、美味しいラーメンだって食べられます。

もちろん、値段は日本とは比べものにならないくらい高いです。
それでも、「買える」と「買えない」の差は大きいな感じます。
慣れ親しんだ調味料で料理ができる。日本のお米が買える。たまに美味しいお寿司を食べられる。
そんな小さなことが、海外生活の中では思っている以上に心の支えになっている気がしています。

すこしでも帯同生活を楽しめたら
この記事を読んでくださっている方の多くは、海外生活を送っている方かと思います。
希望してきている方、家族の都合で仕方なく海外生活を余儀なくされている方、事情はいろいろあるかと思いますが、言語の壁、文化の違い、勝手の違いなどから少なからずやりづらさを感じている人も多いのではないでしょうか。
私もその一人。正直、大変なこと、帰りたいと思ったこともありましたが、今住んでいる街も好きになれたら幸せだよな感じています。
日本の暮らしからするとちょっと特別できっと当たり前ではない今を少しでも楽しめたらいいなと思っています。



