みなさんこんにちは!
ロンドンの夏の楽しみ方として、話題に上がることのひとつがPYOです。
PYOとはPick Your Ownの略で、自身で農場(ファーム)を訪れ野菜や果物を狩ること。つまりは野菜・果物狩りです!
毎年6月から10月にかけては旬の食材が採れる絶好の時期。スーパーやマーケットでも普段より価格がぐっと下がったりとんでもなく美味しいイチゴや色鮮やかな野菜になどに出会ったことはありませんか?
自分で採る食材はもっとおいしく感じられますし、家族や友人と一緒に行けば夏の思い出のひとつとなるはず。
今回はそんなPYOのGarsonsファームに焦点を当て、体験談を交えてお伝えしたいと思います!
Garsons PYOとは?
Garsonsは1871年から始まる歴史あるファームで、かつてはバラマーケットに新鮮な作物を卸していたそう。
野菜(果物)狩りができるGarsonsファームはサリー州Esherに位置し、ロンドン中心部から車で約50分で到着します。
ファームに入場するには事前に予約が必要となり、Farm passと呼ばれる入場料は大人5ポンド・子供は2ポンド・2歳以下は無料となっています。
入場料のほか、自身で収穫した野菜や果物の量や時価に合わせて最終的に出口で会計を済ませるという流れです。
たっぷり収穫しても断然スーパーで買うよりお得に感じる人が多く、シーズン中は何度か訪れるリピーターもいます。
以下は現時点での価格表になっているので参考までに。
入場料も手頃なため、気軽に野菜狩りを楽しめるのがPYOの最大の魅力です!
どんな作物が採れるの?
収穫できる野菜や果物は時期によって変わります。月ごとや週ごと、時には日ごとによっても変化するそうなので予約する際はどんな作物が採れるのか必ず事前に確認してから訪れましょう。
WHAT’S PICKING TODAY? (こちらで今日採れる作物が確認できます)
今の時期だとチェリーやブラックカラントなどのベリー系をはじめ、にんじんやビーツ、ズッキーニが収穫できそうです。
在英の方に人気なのはやっぱりイチゴやとうもろこし!新鮮なとうもろこしは生で食べれるくらい美味しいと聞きますよ。(ただ熱を通した方がお腹には優しいので、生で食べる場合は自己責任でお願いします!)
そのほかキャベツやラズベリー、りんごなども時期により採ることが可能です。どうせ行くならいろんなものを採って帰りたいですよね♪
PYOのいいところは自分より背の高いとうもろこし畑を両手でかき分けてコーンを見つけたり(トトロの世界みたいで本当に楽しい)、花が開くちょっと前の”花ズッキーニ”を収穫できたりと新しい発見もたくさん!花ズッキーニのフリットは美味しいので花がしおれない新鮮なうちにぜひ家庭で試してみてください。
花ズッキーニのフリットのレシピ
おすすめの時期はやっぱり8月!収穫できる作物が豊富にあるよ
どんな風にまわるの?必要なものは?
ファーム内は155エーカーと広大なため、乗ってきた自家用車で畑から畑へと移動します。
車の動線もある程度決められているので、その動線通りに車を走らせ自分達が収穫したい畑の近くまで行き、収穫するというかたちです。
ちなみにピクニックエリアは決められており、ファーム内ではピクニックはできないのでご注意ください。
我が家はおにぎりを持参し、子供たちがお腹を空かせたら車内で食べさせていました。
ちなみに収穫した作物を会計前に食べてしまうこともルール違反となりますのでついつい食べたくなる気持ちはわかりますが、十分お気をつけくださいね。
必要なものは帽子や日焼け止めクリーム、また収穫する際に使用する軍手やハサミを持っていくと便利です!
ほかの施設もあるの?
Garsonsファームは畑のほか、ファーム内の旬な野菜を使用したレストラン・ティーハウスも併設。
野菜狩りをした後にここでランチしたり、カフェができたりとほっと一息休憩することが可能です。
またガーデンセンターにはガーデニング品をはじめ、雑貨やキッチンツール、アウトドア商品など幅広いアイテムを取り扱っているので野菜狩り以外にもショッピングを楽しむことができます。
小さめですが、プレイグラウンドもあるのでちいさなお子様も飽きずに楽しむことができるでしょう。
夏はPYOに行ってみよう
旬な野菜や果物が豊富に取り揃う初夏から夏にかけてはPYOに行く絶好の機会です。
新鮮な作物はとても美味しいですし、特にお子様がいる方は自然いっぱいの中で野菜・果物狩りに励んでくれるのでとても良い自然体験になると思います!
在英の方はぜひ一度夏のアクティビティとしてお出かけしてみてはいかがでしょうか。