みなさんこんにちは!
2月もあっという間に後半となり、だいぶ日も伸びてきましたね。それだけで気分が上がる今日この頃です。
とは言ってもまだピクニックやアウトドアな遊びをするにはまだ寒い…。
そんな時は美術館や博物館を訪れてみてはいかがですか?イギリスでは多くの美術館や博物館を無料で楽しめることができ、その規模やボリュームも「これが無料なんて!」と驚きます。
今回は期間限定のエキシビションも含め紹介していきたいと思います!
過去の美術館記事はこちらで!
1 大英博物館
世界最大規模の博物館のひとつ「大英博物館」。コロナ前には年間約600万人が訪れており、まさにロンドンの観光地といえる場所です。
ロゼッタストーンをはじめ多くの文化遺産が展示される大英博物館ですが、これだけの規模を誇るミュージアムはこの先造られることはないだろうとまで言われています。
3月から始まるエキシビジョンではペルシャのアケメネス朝王宮の豪華さと権威をテーマにどのようにして社会的に受け入れられてきたのか、物語を探ります。
展覧会では大英博物館からの収蔵品に加え、ブルガリアのパナギュリシテ宝物を含む金や銀、ガラスで精巧に作られた品々を展示予定。眩いほどの宝の数々にうっとりするかもしれませんね。
〈最新情報〉
エキシビジョンテーマ:Luxury and power Persia to Greece
期間:2023年3月4日から8月13日
チケット:12ポンド〜(メンバーは無料)
URL:https://www.britishmuseum.org/
2 ヴィクトリアアンドアルバート博物館
ギャラリー数は約145、通路は全長約13キロという世界規模の博物館。
建物自体もヴィクトリア時代の華やかさがあり展示物も絵画や彫刻、ファッションや写真など多種多様です。
アートとデザインに特化しているので、それらに興味がある人は必見です。
またウィリアムモリスがデザインしたカフェレストランもあり、鑑賞の合間にゆったりと休憩することができますよ。
過去のエキシビジョンでは”不思議の国のアリス”や、ディオールやマリークワントなどとコラボしたファッション系のものも多いです。
ギフトショップのアイテムもおしゃれで可愛いので一時帰国時などのおみやげとして買う人も多いよ
現在のエキシビジョンのテーマは”アフリカンファッション”。20世紀半ば〜現代のクリエイターのアート作品を通しアフリカファッションの活力や世界への影響を探求しています。
<最新情報>
エキシビジョンテーマ: AfiricanFashion
期間:開催中〜4月16日まで
チケット:16ポンド ※2月28日までは2 for 1でお得に発売されているので要チェックです!
URL:https://www.vam.ac.uk/
3 ナショナルギャラリー
トラファルガー広場に玄関を持つ、総展示物約2万以上を誇る世界最大の美術館です。
ゴッホのひまわりやモネの睡蓮の池、フェルメールやレオナルドダヴィンチの作品など著名なアーティストの絵画が並びます。
3月から始まるエキシビジョンではモダンアートをテーマに、20世紀と21世紀の芸術の礎を築いたアーティストたちの激動を探ります。
展覧会ではニューヨーク近代美術館やオルセー美術館(パリ)、シカゴ美術館、カタルーニャ美術館(バルセロナ)など、世界各国から貸し出された重要な作品が多数展示されます。
貴重な作品がイギリスで見れるチャンスなので、在英の方やこの期間イギリスに訪れる方はぜひ鑑賞してみてはいかがでしょうか。
<最新情報>
エキシビジョンテーマ:After impressionism Inventing Mordern art
期間:3月25日〜8月13日
チケット:平日24ポンド〜、休日26ポンド〜
URL:https://www.nationalgallery.org.uk/
4 テートブリテン
16世紀以降から現代まで、イギリス美術の一大コレクションが集まる世界最大の美術館のひとつです。
人気の高いラファエロ前派のミレイやロセッティの作品、またターナーのコレクションを見たいならテートブリテンへ足を運びましょう。(2023年2月時点は館内を一部改修しており、ターナーのギャラリーが閉鎖されているので注意です。HPでは3月ごろに終了予定と記載があります)
テートブリテンでは近代美術を中心とした特別展が行われることも多く、現在はイギリスのアーティストであり作家のLynette Yiadom-Boakye(リネット・ヤドム・ボアキー)氏に焦点を当て、2003年から現在までの作品約70点を展示しています。
架空の人物を描いた謎めいた肖像画で高く評価されているイギリスのアーティストなんだって
また4月からはラファエル前派からその後の時代までのロセッティ世代のロマンやラディカリズム(急進的)を追った展覧会が開催されます。彼らのライフスタイルや愛に対するアプローチは革命的と考えられており、その魅力を徹底的に追求します。
<最新情報>
エキシビジョンテーマ:The Rossettis
期間:4月6日〜9月24日
チケット:22ポンド(メンバーは無料)
URL:https://www.tate.org.uk/visit/tate-britain
5 テートモダン
20世紀以降の現代美術をテーマに絞った美術館です。
昔ながらのれんが造りの外観を残しながらも、内部は吹き抜けになっている部分もあり開放的な気分を味わえるでしょう。
草間彌生の没入型インスタレーション”Mirror rooms”も現在開催中です。
社会派のヨーゼフボイスや大衆芸術と呼ばれるアンディウォーフォルなど、絵画から写真、立体、インスタレーションまで世界中から集まった近代のアートを観ることができます。
最上階は展望台もあるのでふらっと立ち寄るのもおすすめ。
ミレニアムブリッジやセントポール大聖堂、シャードなども見渡すことができるよ
現在テートモダンでは”セザンヌ”に焦点を当てたエキシビジョンが開催中。3月12日までなので興味がある方はお早めに。
また現在彫刻作家として活躍するプラハ生まれのスロバキア人アーティスト、マリア・バートゥスゾヴァ氏の展覧会も開催されています。
彼女の特徴である白く壊れやすい質感を与える石膏彫刻は、幼い娘との遊びから着想を得ておりゴム風船に石膏を流し込むという手法が用いられているそう。
アーティストならではのアイディアがふんだんに散りばめられているので、新たなインスピレーションが生まれるかもしれません。
<最新情報>
エキシビジョンテーマ:MARIA BARTUSZOVÁ
期間:開催中〜6月25日まで
チケット:16ポンド(メンバー無料)
URL:https://www.tate.org.uk/visit/tate-modern
まとめ
どの美術館(博物館)も魅力満載で、観る価値は十分!
美術館を訪れるだけで、非日常的な気分を味わえるのは私だけではないはず。
有名な作品群を無料で鑑賞できるのはイギリスのいいところですよね。
アートを身近に感じ、感性を磨くことで自身の肥やしにしてみてはいかがでしょうか。
期間限定のエキシビジョンにもぜひ注目してみてくださいね!