海外在住になってアタクシの小さな一つの楽しみは、大好きな映画鑑賞や海外ドラマ鑑賞の時に、劇中の舞台やロケ地が、自分の住んでいる街だったり訪れたことがある場所だったりする時に、
お!!ここ!うちの近所!とか、ここ行ったことあるぞ?なんて発見が増えた事です。
私が好きなイギリス映画やドラマは、何度見ても、その時の年齢や時代によって見終わった後の感想が異なるところ。
ハリウッドに劣らず、名作品が多く特にロンドン在住になってからは、私のネットフリックスの検索はいつも”イギリス映画””イギリスドラマ”です。
今日は皆さんに私の独断と偏見で選んだ、イギリスの名作品の舞台やロケ地、聖地巡礼のススメを映画別にご紹介!
ロンドン南方面多数 ブリジットジョーンズの日記
30代の普通の女の子のモヤモヤをコミカルに描いた、ブリジットジョーンズの日記。
2001年制作から合計3シリーズの映画で、あの時代に多くの女子達の共感を得ましたが、23年たった今観ても、30代女子達の悩みは今も変わらない名作。
それにしてもアメリカ人のレネー・ゼルウィガーの、イギリス女子になりきる役作り姿は女優魂を感じます。
彼女のブリティッシュイングリッシュから、この役の為に増量して、ちょっとぽっちゃり気味な白人ブロンド女子具合も、英国に住んでみると分かる、うんうん。いるいるこんな感じのブリティッシュガールとうなずきませんか?
12:00~ ブリジットの家と近所をぐるっと巡る Borough Marketからスタート
ブリジットがバニー姿で、トボトボと歩くシーンからお買い物シーンに登場するのは、Borough Market内。
この映画のロケ地の多くはロンドン橋(通勤シーン)から南側が多く、ロンドンの古き良き下町感と、雑踏感は映画の中と同じく、今も変わらず実在します。
14:00~ The Globe Tavernで一杯
孤独な三十路独身女子の、ブリジットを象徴するアパートで、一人酒盛りとAll by myselfを熱唱する冒頭のシーンや、マークとブリジットが初めてキスする後半シーンや、雪の中下着姿手で彼を追いかけるシーンなど、重要なシーンに度々登場するブリジットのアパートと近所。
アパートの実際は、Borough Market入口にあるThe Globe Tavernというパブになります。20年以上たった今も健在です!
マーケット内で屋台飯を食べて、一杯飲みにパブに立ち寄って帰りはロンドン橋を徒歩で歩いてみる、「ブリジットツアー」はいかがでしょうか?
第2話目ではグリニッジも度々登場します。ロンドン南側のアイコニックな聖地が沢山なブリジットジョーンズの日記です!
15:30~ Tower Bridgeまでぶらぶら移動しながらテムズ川を渡る
ブリジットが出勤シーンで、度々登場するTower Bridge。恋も仕事も上々で青空の下で元気に出勤するシーンが、印象的でした。
Tower of Londonもぐるっと外側散策が楽しいですので、お昼ごはんを食べた後、ゆっくりタワーブリッジからお散歩してみるのがオススメな、ブリジットジョーンズの日記聖地巡礼お散歩コースでした。
ロンドン中心地 ハリーポッター
もはやイギリス映画の聖地巡りに欠かせないハリーポッター。
全8話と超ロングランのイギリスのファンタジー映画の代表作です。改めてみると、まぁ主人公のダニエル・ラドクリフと、ハーマイオニー役のエマワトソンの、可愛いこと(あロン君役もね
)。魔法使いの世界をセットではなく、実際の建物で描けるのも、歴史深いイギリスならでは。
ホグワーツ魔法学校は、オックスフォード大学など、ハリーポッターにはロンドン以外にも、アイコニックな聖地がありますが、今回はロンドン市内で、ハリーポッターの世界を気軽に体験できる聖地をご紹介。
ロンドン観光に行くべき場所がぎゅっと詰まったこのロケ地巡りは、私のロンドン市内のお気に入りコースです。
10:30~Tate Modern Cafeでブランチしながら聖地拝見
Tate modernは10時からオープンします。難解な現代アートをちら見しながら、今日のメインは、聖地巡りなのでまっすぐ上のTate modern terrace barへ直行!
是非、館内の上のテラスバーから、ミレニアムブリッジとセントポールを眺めながら、お茶なんかいかがですか?
平日の午前中は比較的空いています。
11:30~ 謎のプリンス ~ミレニアムブリッジとSt.Paul’s ~
6話目の謎のプリンスの冒頭シーンで、デスイーターに破壊されるミレニアムブリッジ。
イギリスの古いレンガの橋と違い、2000年に開通した、まるで人体の肋骨を思わせるようなデザインの、モダンな橋のまっすぐ向こうには6世紀から始まり、巨匠クリストファーレンにより17世紀に再建された、セントポール大聖堂が控えています。
また反対側は最新現代アートを楽しめるテイトモダン美術館。
まるでイギリスの過去と未来を繋げる様な橋です。
12:00~ デスイーターに壊された橋を渡ったらSt.Paul’sへ
橋を渡りセントポール大聖堂へ向かうのが、私一押しのハリポタコースです。
はぁ…セントポール…どこから切り取っても美しいです。
有料観覧時間は、無料の案内ツアーもあり普段アクセス出来ない所もいける、お得なコースもあります。
ミサの時間は無料入場出来るのでミサに参加しながら中をささっと拝観するのもありです!(信者さんじゃなくても入場可能です)
14:00~ 賢者の石 ダイアゴン横丁! 杖を探しにLeadenhall Marketへ
Bankの一角にあるレドンホール・マーケットは、『ハリー・ポッターと賢者の石』で、ハリーが杖を買いに来るために訪れた、ダイアゴン横丁。
St.Paul’sから徒歩で17分でロンドン市内でも最古のマーケットと言われています。
夕方になるとビシッとスーツで決めた金融マン達が、今日の仕事終わりの一杯を同僚たちと楽しむ姿が、見られます。マーケット規模は小さめで、10分前後で網羅出来ますが、各店舗の店構えからアーケードの天井もうっとりする美しさです。
土日はお休みなのでご注意を。
吸い込まれるような美しい門構えで、中は本当に魔法使いな世界観。実は他の映画でも沢山使われているロケ地で、映画トゥームレイダーなどでも登場する優秀ロケ地なので、聖地巡礼コースに是非組み込んでほしい場所です。
さぁ!続いては、ハリポタと言えばのあの場所へ。
16:00~ 賢者の石 ~King’s Cross駅とSt.Pancras駅~ 9と3/4番線探しへ
思わず、見上げながらわぁ!と声が出てしまうSt.Pancras station。Leadenhall Marketからバス(N205)で30分です。
ハリーがホグワーツ魔法学校行き列車の発車駅に訪れる、King’s Cross駅と St. Pancras駅は、ハリーポッターの物語の始まりを象徴する、大切な場所です。
実際にKing’s Cross 駅にはハリーポッターのショップと、実際に9と3/4番線があるのは映画を観て訪れたツアー客の心を、ワクワクさせてくれます。実
際にロケに使われたシーンを再現しちゃうのも、ロンドン市の粋な計らいにキュンとしてしまいますよね?
King’s Cross駅でハリーと同じく”すみません、9と3/4番線はどちらですか?”と聞いてみるのはいかが?ハリポタのお土産屋さんが充実していますよ。
劇中のKing’s Cross駅の外観は、 St. Pancras駅の美しい赤レンガの駅舎として、登場します。二つとも駅としては別々ですが、地下鉄の駅としては、King’s Cross St. Pancras 駅として一つになっています。
18:00~ 大人な空間でカクテルを一杯
とにかく行ってみると分かる。あたしゃ、こんな美しい駅は、見た事がないと言い切れる!くらい中も外も美しい駅です。駅周辺も美味しいお店が沢山ありますので、このままディナーへ繰り出すのもいいかも?なハリポタ聖地巡りコースでした。
テムズ川近辺 007 James Bond
忘れてはならぬイギリス映画のシリーズ物で最長名画。いつの時代も世代を超えて、人気を誇る映画と言えば007!!
6代目ジェームスボンド役のダニエル・クレイグが、ピアーズ・ブロスナンから、交代になった時、今までボンド役はブルネットヘアで、180センチ以上の高身長で、シュッとしたイギリス紳士。
2000年に入り初めてのブロンドヘアの、青い目で、歴代ボンドよりは身長も低めのダニエルに交代が発表された時、世間は彼に厳しい意見を浴びせました。
公開後それをあっという間に覆し、2000年代の新しいボンド像を見事に塗り替えたダニエル・クレイグは、そこから15年間もジェームスボンド役に徹します。
さて、次の7代目のジェームスボンドは誰になるのか?こうご期待。
劇中ではこれまたロンドンの象徴的なロケ地が満載です。今回はテムズ川周辺で聖地巡礼コースをご紹介!
12:00~テムズ川ツアーからMI6本部に敬礼!
え・・実在するんですねMI6って・・を証明するイギリス諜報機関がある、ヴォクスホールクロスビルは、数々のシリーズで登場します。テムズ川沿いにそびえ立つこちらのビルは、スカイフォールシリーズでMのオフィスが爆破されたシーンが印象的です。本当にジェームスボンドと、Mがいそうなビル。
当然ながら中には入れませんが、外観だけでも見に行くとワクワクしちゃいますよ。
ボンドがテムズ川を疾走したシーンを再現出来るのは、水上バス。一気にロンドン主要観光地と、ロケ地を網羅できるの時短コース!でオススメです。川沿いの色々な箇所で、乗船下船が出来ます。乗船距離により価格は変わりますが、6~10£前後で、乗船してロンドンの主要観光地を、網羅してしまいましょう!
15:00~ No time to dieその他シリーズ Somerset houseを散策
水上バスの後は、Somerset house。数々のシリーズで登場するサマセットハウス。美しい宮殿と噴水の背景に劇中では、ボンドが愛車の、アストンマーチンで乗り付けるシーンが印象的でした。美術館やカフェ、レストランも併設されており、中々見ごたえありの場所です。
美術館は有料ですが、教科書で見た事がある絵画が沢山あります。
何と言っても螺旋階段はうっとりする美しさ。
一見の価値ありです。その他の施設内は無料で観覧出来る場所やカフェ、レストランもありますので、ふらーっと中を散策すると楽しいです。
スタートは、水上バスからぐるっと主要観光地を網羅して、ジェームスボンドを感じる、Somerset Houseへ徒歩で。
門をくぐると外の雑踏したロンドンから、一瞬で静かな美しい空間に。美術館やカフェ、レストランがありますが、商業っぽくない感じが落ち着いていて、古き良きイギリスを感じる007聖地巡礼コースです。
西側の高級街 ノッティングヒルの恋人
街の名前がそのまま映画の舞台になった、ノッティングヒルの恋人。
ブリジット~では浮気なモテ男に扮したヒューグランドは、この映画では冴えない旅行書専門の本屋の店主。
そしてプリティウーマンでお馴染み、この頃には大女優の名を馳せていたジュリアロバーツで、役柄もハリウッドの大スターと言う役柄。
ザ現代のローマの休日、逆玉ラブストーリー。
街の素朴だけどなんかイギリスらしいオシャレな雰囲気は、主人公のウィリアムを彷彿とさせて、突然この素朴な街にやってきたハリウッド女優とのラブストーリーの始まりは、なんか、この街が舞台なら可能性ありかも?と思わせるロケ地です。
イギリスのマーケットと言えば、必ず代表としてあげられる、Portobello Market。
劇中でもノッティングヒルの美しい街並みが、映画のストーリーを際立てます。歩いてみると、主人公のウィリアムが経営していた旅行専門の本屋さんの様な、ちょっと変わり種な風変りなお店があるのに、気が付きます。
なんかちょっと奇妙だけど、なんかちょっと品が良くてオシャレ。このツアーではアナタだけのお気に入りな、お店が見つかるはずです。
11:00~ Notting Hill Gate駅からWestbourne Groveにてくてく歩く
劇中の後半の破局後、長い月日ウィリアムの傷ついた心中を表現するのに、街の市場や花屋の季節の移り変わりの中を主人公が、ただただ歩くと言う、天才的な表現方法で登場するこのお花屋さん(Wild at Heart)と、ポートベロー・ロードマーケット。ちなみにこのお花屋さんのユニークポイントは公衆便所と花屋という妙な組み合わせ。
この周辺はちょっと落ち着いた、アパレルブランド店が並んでいて、オシャレなスポットですよ。
この花屋さんから西北に向かうと、ポートベロー・ロードマーケットに入ります。
12:00~ 青空市場と言えばPortobello Road
是非マーケットが開催している日に行ってみてほしい、Portobello Road。
開催日とマーケットの内容も曜日によって異なるので、事前に調べてから行くことをお勧めします。
またマーケットがある日はとにかく混雑しているので、スリにご注意を。
今も本屋さんです。そして映画で予習してきたであろう観光客でごった返すブックショップ。お隣は和食屋さん。
何とか写真を撮ろうにも、インスタグラマー達のポーズが止まらぬ聖地で、私は諦めて遠目からパシャリ。
妙だけど、なんか品があって可愛い・・そう。それがノッティングヒルと言う街です。
美味しいカフェや雑貨屋さん、そして、これよこれ!アタクシが想像していた、イギリスの住宅街だわ!(実際はすんごい高級住宅だけど)が、見れて、街散策が出来るノッティングヒルの恋人聖地巡礼コースでした!
まとめ
いかがでしょうか?まずは初心者編で、イギリスの代表作と言っていいであろう3作と、聖地巡りツアーをシェアしてみました。イギリス映画好きとしては、まだまだご紹介したい映画や、ドラマと街が沢山ありますが、今日はここまで。
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イギリス旅行の前に、また在住の方はイギリスの暗く寒い日々が続くおこもり時間を利用して、是非沢山のイギリス映画鑑賞をお勧めします。
そして木々が芽吹き始める春や、日の長い夏の美しい季節には、沢山のロケ地巡りをしてみて下さいね。
皆さんのお気に入りの聖地はどこですか?
少しでも参考になると嬉しいです。ではまた!!