【最新版】 イギリスでの履歴書(CV)の書き方

2025年最新版CVの書き方

こんにちは、ロンドン在住のSunnyです。
少しずつ日照時間が長くなって、サマータイムが待ち遠しいこの頃です。

今回は、「新しく仕事を始めたい」「履歴書ってどのように準備すればよいんだろう」そんな方必見!
ライターがイギリスの職業訓練講師から学んだ、最新版の履歴書(CV)の書き方をご紹介します。
一つの参考としてご覧くださいね。


目次

履歴書(CV)って?

イギリスでの就職活動は、CVと呼ばれる書類が必要です。
CV(Curriculum Vitae, カリキュラム・ヴィタエ) は、職歴や学歴、スキルなどを記載する 履歴書の一種 です。
イギリスやヨーロッパでの求職活動では、CV が 日本の履歴書(または職務経歴書)に相当 します。

主な特徴

自由なフォーマット(日本の履歴書のような決まった様式はない)
職務経験・スキル重視(写真・性別・年齢は不要)
A4 1〜2枚が一般的

日本では、個人情報の掲載がメインとなるため、同じ履歴書を複数の企業に使い回す のが一般的ですが、英国では応募する職種ごとにCVを調整します。

ビジネスカルチャーが異なるイギリスで、日本式の履歴書や職務経歴書を出しても、リクルーターに見てもらえない可能性があります。要点を抑えて、自分のアピールできる書類作成が必要です。


基本項目

個人情報 (Personal Information)

日本の履歴書とは異なり、個人情報は必要最小限の内容のみに留めます。
Linkedinは日本では主流ではないですが、過去の職歴やコネクションの為に利用するビジネスツールです。特に、他者からの評価コメント欄は従業員の人となりが分かるため、見られるポイントとなるようです。

  • 名前
  • メールアドレス
  • 電話番号:国際電話番号は不要
  • 住所:郵便番号、市のみでOK
  • Linkedin URL:オフィス職希望の場合は必要
注意点

人種や性別で候補者を選定することを避けたいという狙いから、顔写真や生年月日、性別などは不要です。

職務経歴要約 (Job Summary)

リクルーターがどのような候補者か一目で判断ができるよう、冒頭の4~5行で職務経歴の要約を記載します。
前職での経験や募集職種に関係する経歴(学業の場合は何を学んだか)を記載し、どのような候補者であるのかをアピールします。

主要スキル (Key Skills)

採用担当者が候補者の適性を素早く判断できるようにするために、箇条書きで鍵となるスキルを記載します。
大手企業の場合は、ATS(Applicant Tracking System)と呼ばれる自動スクリーニングシステムが使われることが多く、適切なキーワードを含めることで書類通過の可能性が上がります。

ポイント

箇条書きでシンプルに(5個程度)
求人の内容に合わせる(求められるスキルを優先)
ソフトスキル & ハードスキルを両方入れる
抽象的すぎる表現を避け、具体的に

職務経歴 (Career History)

経験した業務を一通り羅列するのではなく、関連した業務を簡潔に記載をします。社会人経験のほうが長い場合は、学業より上に記載をしましょう。複数社で勤務した場合は、最新のものから記載をします。

  • ポジション名
  • 会社名
  • 在籍期間
  • 業務内容

学歴 (Education History)

社会人歴が長い場合は、学歴よりも職歴を重視される傾向にあるため、詳細は割愛してよいとのこと。社会人歴が短い場合、前職よりも学歴のほうが募集ポジションに近い場合は、詳細を記載するようにしましょう。

  • 学位 例:Bachelor of International Studies
  • 学校名
  • 学校所在都市
  • 在籍期間
  • 詳細

業績や成果 (Achievements)

必須ではないですが、数字や業績として評価に値する功績があれば記載をしましょう。もし、数字としての記載は難しいが、業務改善やプロジェクトの推進などの業務で、「どのように貢献したか」という具体的なエピソードがあるのであれば、記載してもOKです。

推薦者情報 (References)

イギリスでは、Reference(推薦者情報) をCVに記載することもありますが、最近は 「Available upon request(必要に応じて提供)」と記載するのが一般的 です。


構成

次は、どのような構成CVを作成してくのかを見ていきましょう。

フォーマット

Wordで作成し、PDFで提出をするが一般的。長くてもA4シートの2ページまでに収めましょう。

デザイン

ATSが導入されてから、Wordで作成できるようなシンプルなフォーマットが再度好まれるようになりました。デザインに凝りすぎず、簡潔に伝わるようにしましょう。
ただし、デザイン関連の職種の場合は、デザインを見られる可能性もあり得るので、これに限りません。

フォント

「Calibri」または「Arial」の文字タイプが見えやすいようです。文字の大きさは文言によって変更しましょう。

本文(経験・スキルなど):10〜12pt(読みやすさ重視)
見出し(名前・セクションタイトル):14〜16pt(強調)

記載順

  1. 個人情報
  2. 職務経歴要約 (Jon Summary)
  3. 主要スキル (Key Skills)
  4. 職務経歴 (Career History) ※4・5は状況により前後しても構わない
  5. 学歴 (Education History) ※4・5は状況により前後しても構わない
  6. 業績や成果 (Achievements) ※可能な範囲で記載
  7. 推薦者情報 (References) 

サンプルはこちら。ご参考程度にご覧ください。

サンプル

気を付けるべきポイント

最後に、全体を通して気を付けるべきポイントです。長くわかりづらい文章になるのを避け、読んでもらえるCVを作成しましょう。

  • シンプル、わかりやすく簡潔な文章を心掛ける
  • Grammerミスがないように提出前にチェックをする
  • Chat GPTなどのAIツールは参考として利用すべきであるが、文章をそのまま利用しないこと
  • 職務経歴などは至近5年~10年程度に留めること

まとめ

いかがでしたか?
日本とは少し異なるビジネスカルチャーを持つイギリスで、どのようにアピールするのか一つの参考としていただければ幸いです。チャットGPTなどもうまく活用できるといいですね。

今回ご紹介したCVのほか、Cover Letter (カバーレター)と呼ばれる志望動機や自己PRを行うレターの作成やネットワーキングなども重要になるようです。
イギリスでの就活は日本より複雑に感じる方も多いかもしれませんが頑張りましょう。
ここまでご覧いただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

2024年に国際結婚、そしてロンドンに移住してきた新米。趣味は旅行と散歩。最近ヨガを始めました。現在キャリアブレイク真っ只の中、イギリスでの暮らしにおける楽しみを探し中です。国際結婚や海外生活ならではの情報をお届けします。

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