長い長い冬を経てやっと到来した夏!みなさま、いかがお過ごしでしょうか?クーラーがないイギリス住宅が多いと思いますが、窓を全開にする毎日に、なってきたのではないでしょうか?
今回は、日本とは異なる、イギリスのユニークな住宅環境ゆえに、よく遭遇する虫についての対策と、オススメ撃退グッズ2024年最新版を、まとめてみました。
また昨年ヨーロッパ各地で広がり最近は、日本にも上陸しつつある、ベッドバグについてや、イギリス害獣の王者!ネズミ対策と、なるべく手を汚さない殺傷方法まで皆様に最新情報を伝授。
最後までゾワゾワ読んでくだいませ!
この記事は、以下のような人におすすめ
①網戸がない?!外から侵入する虫に困っている!!
②ネズミが出た!どうすればいい?!
③旅先でベッドバグ対策が知りたい!
賃貸OKな網戸や殺傷対策
貼る網戸
渡英して気が付く窓問題。”あれ?窓に網戸がない…。”
日本の様に夏に、蚊は少ないけれど、大きなハエや蜂・蜘蛛・テントウムシ等を見ませんか?
クーラーがないイギリスの夏。昼夜問わずに窓を開ける事が必須になる季節には、害虫侵入を防げて、賃貸物件でも窓に傷を付けず張れるタイプの網戸を紹介します。
価格は7ポンド~20ポンド前後でアマゾンUK で様々なタイプで販売しています。イギリスの窓は日本の窓の様に引戸ではなく、ドアの様に前後に開閉するタイプ、レバーハンドルで観音開閉するタイプや、住宅によって外側に開くのか?内側に開くのかでも選ぶ商品が異なるので注意してください。
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- Mosquito net for windows
- Fly screen for windows
窓の大きさに合わせて切り取ってテープで張り付けるという原始的なタイプから、窓側とメッシュ側にマグネットテープを取り付けるタイプもあります。
私はマグネット式を購入し、夏の間だけ使用しました。取り外しも綺麗に剥がせて、賃貸の退出の際も問題なしでした。
マグネットタイプだと写真の様に開閉可能なので、窓の扉が外に開くタイプはメッシュを内側に貼り付け、窓の扉の開閉が可能になります。
ハエ叩き
室内に虫が入ってきてしまった場合の対策としては、電気ハエたたきなる物も販売されています。これは我が家の虫対策の商品の中でも、一番出番が多かった優秀商品でした。
ハエだけでなく、蜂やモスにも使えます。USB充電ができ、立てて使うことはもちろん、持ち運びができるので、飛んでいる虫を仕留めることもできます。
とにかく日本では中々見ないくらい巨大なハエや蜂。雑巾やスリッパで仕留めるのには、ちょっと勇気が必要なアナタにオススメです!
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- Fly Zapper
- Electric Fly Swatter
写真のラケットの面が、天井に平行に開閉するタイプは少し高額ですが、かなり有効でした!見た目もオシャレでモダン。
筆者もこちらのタイプで2023年夏”Fly Zapper” デビューしました!
天井なども一撃出来る、オススメの一品です。
日本ではあまり見ない害虫別・対応策
シルバーフィッシュ
「Silverfish」 名前はなんだか、キラキラネームですが、その容姿はびっくりするほど「ザ害虫」です。
日本にも生息しているらしく、日本名はセイヨウシミ(西洋紙魚)
シルバーフィッシュは湿気を好むので、バスルームやジメジメした場所に出没します。夜行性のため、日中は暗い場所に潜んでおり、紙や乾物、髪やほこりなどを食すので埃がたまりやすい場所も大好きです。本が沢山あるお宅や、紙袋・段ボールを積み重ねていると、出没の可能性がありますので、不要な段ボールや紙袋は破棄するのをおすすめします。
対策: 換気・ホコリや湿気の除去・壁の隙間を埋める
ホコリが溜まりやすい場所は小まめに掃除・バスルームの湿気のふき取りと換気は良くしましょう。
不要な古本や紙袋・段ボールの廃棄をしましょう。
殺傷方法: 我が家のバスルームでも、真夜中に見かけることがありました。速攻でスプレーで抹殺し、入り込みそうな隙間に定期的にスプレーは効果的でした。小まめにスプレーをする事でいつの間にかいなくなりました。
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- Silverfish trap
- Silverfish Killer spray
蜘蛛
日本では、ハロウィンの飾り物くらでしか見た事がないサイズのイギリスの蜘蛛。その大きさは10センチ以上・・・
我が家にも出ました。テッシュでつまむには勇気がいるサイズで、しかも図々しくも、私のベッドの上にいるじゃないですか!
しばし、私とにらみ合いに・・・しかも殺虫スプレーは、しにくい箇所。
スプレー散布するには、躊躇する場合の虫殺傷方法としておすすめなのが、ガムテープ!
3カットくらいを平行につなげてはがきサイズくらいの粘着シートを作ってキャッチしました。
例えば、シルバーフィッシュなどは、バスルームなど殺虫スプレーしやすい場所に生息していますが、ペットがいる・ベッドなどスプレーがしにくい場所の虫殺傷方法に、ガムテープが非常に有効です。お試しあれ!
クロスモス
イギリスでは頻繁に出るという「Clothes Moth」という虫。日本だと「衣蛾イガ」と呼ばれています。米粒サイズの茶色の羽虫で、カーペットやカーテン、カシミヤやウール素材の服などに生息します。動きは遅くて、駆除はしやすい虫です。イギリスに引っ越してきて前の国から持ってきたカーテンに、付着していました。動きは遅いけど、繁殖系の害虫で放っておくと大切な衣類をムシャムシャ食べてしまう厄介者です。
対策:汗や汚れた衣類と天然素材の衣類が大好物。
・シーズン終わりの衣類はしっかり洗濯をしてから仕舞いましょう。
・シーズン終わりには、ウール、カシミア、シルクなどの天然素材は念入りに洗濯をし、モス用の防虫剤と一緒にいれて、しまいます。
・クローゼットにはモス用のハンガータイプの防虫剤を掛けて定期的な換気をしましょう。
・ラベンダーや檜の香りが嫌いなので、ポプリやアロマスプレーも効果的。
殺傷方法:モスを見かけた場所に殺虫剤を散布。ヴィンテージ物にも、付着している可能性もあるので、備付のソファーや家具などにもスプレー散布を忘れずに。更にカーペットは裏までしっかりと散布しましょう。
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- Clothes Moth Killer
- Hanging Clothes Moth Killer
ベッドバグ
2023年に、パリ発ヨーロッパのあちこちで聞いたBed Bug(日本名:南京虫・トコジラミ)。
人や動物の血を吸う吸血性の寄生昆虫と言われています。最近日本のニュースでも、日本に上陸したなんて言われています。
一旦刺されると、アレルギー反応を起こし、ひどい痒み・発熱・不眠などを引き起こします。
この害虫については、旅行先から持って帰ってくる可能性が高いので、旅先での注意・発生した場合の対策と殺傷方法についてシェアしたいと思います。
絶対に自宅に持ち込まないようにしましょう!
対策:ベッドバグの住み家は、布製品・カーペット・ベッドなどが大好きな寝床で、暗い所が大好きな、夜行性です。
旅先に着いたら、必ずベッドバグチェックを以下の通りしましょう。
①旅行先のホテルについたら一旦全ての荷物を、フロアタイルがある、バスルーム等に避難させます。(タイル材などの床面には寄生しない)
②ベッドの角のシーツを少し剥がしてマットレスをチェックします。またカーテン・ソファーなども念入りに確認してください。黒い点々が付着していたらベッドバグの血糞です。すぐに退出して部屋を交換してもらいましょう。
③布製のスーツケースは寄生しやすいです。ポリカーボネート製のスーツケースがおすすめ。
殺傷方法:スプレーはアマゾンレビューを見ると、一定の効果はあるそうです。
しかし、自宅で、ベッドやマットレスで見つけた場合は、そのマットレス・寝具は残念ですが、早急に廃棄処分が必要です。
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- Bed bugs Killer spray
害獣・ネズミ対策
大丈夫ですか?皆さん・・ついてきてます?
私はこの記事を書きながら、体が気持ち痒いです・・(笑)
続いて害獣王者ネズミ。イギリスでは、ゴキブリはさほど見ないけど、ネズミによる被害は、在住日本人の間でもよく耳にします。ネズミもその他の害虫と同じく、1匹に遭遇したら、その背後には120匹と言われます。
根絶するまでのコツやツールをご紹介します。
対策①食べ物を置きっぱなしにしない
基本の基ですが、ネズミの場合は、袋を破ったり出来ますので、食べれるものは全てタッパーなどの保管容器に入れるか、冷蔵庫に仕舞いましょう。当然食べかすや、生ごみの放置はご法度です。
対策②隙間を埋める
害虫同様に、外から侵入する事が出来ます。
例え1cmでもネズミは、その隙間を通る事が出来ます。まずは家中の隙間を、チェックしてみましょう。
以下の様なグッズで隙間を埋めます。
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- Mice Blocker
- Steel Wool for Mice
- Mice Gap Sealant
シーラント単体よりも、スチールウールを合わせて使うと、スチールウールの網にシーラント剤が絡み合い、より強力になり、ネズミも身動きが取れなくなるそうです。
多くのアマゾンレビューでも、この二つを併用利用する事をオススメされていますし、隙間や穴を埋めてから、出没回数が激変したというコメントが多いです。
殺傷方法:生け捕りをする
まさにトム&ジェリーの世界。ネズミ捕り。古典的すぎるのですが、ネズミの殺傷方法について毒餌散布もありますが毒餌は、それなりにリスクが伴いますし、ネズミに効果的な殺虫剤もないです。
毒餌散布か生け捕り。
素人にオススメなのは生け捕りになります。しかしながら虫とは話が変わってくる小動物の殺傷。
実家の母に聞くと水責めがオススメよ!と軽いノリで言われましたけど、無理ですね(笑)
「生け捕り」ロンドンキラリ読者層にはハードル高すぎるのですが、既に住宅内に生息している場合は早急に駆除する必要があります。
そしてここはイギリス。あるんですよ。
動物愛護大国ならではの、ネズミ側も家主側も苦しまない方法が!
テッテレー!現代版電気ショック!ネズミ捕り
検索ワード
トラップの中にピーナッツバターを仕込んで、ネズミが迷い込むと点灯して、お知らせしてくれ、同時に電気ショックで瞬殺!死骸が入ったトラップのカートリッジごと廃棄するので、死骸とご対面しないで済みます。
ちなみにアマゾンのレビューで、バインダー式のものは、頭脳犯のネズミには効果がいまいち・・・というレビューが多く、電気ショックがないトラップだけの物や粘着テープ式は、効果があるものの、最大の問題は死骸や生きている場合の始末に、叫ばずには要られないという所が、最大の難所です。
またキャッチ&リリース式のトラップもありますが、もれなくアナタのお家に帰ってきますので問題外です。
色々調べた結果、電気ショックネズミ捕りが一番有効ではないか?と思います。
③毒餌は注意が必要
ネズミといえば毒餌でおびき寄せるというのがよく耳にしますが、一般人が購入出来る毒餌剤は、プロが使用するものと異なります。
また、餌を食べてから配管内で死骸になり、取り出せないまま配管内で腐敗して、ハエや他の害虫が寄り付く、地獄の二次災害になるケースも多い。
更には、ペットや人間にも危険な成分が入っているなど、調査をしていると毒餌の使用は意見が分かれるところです。
もし毒餌を使用するなら、Pest Control会社に依頼しプロのアドバイスの元で設置する事をおすすめします。また、賃貸の場合は必ず大家の許可を得てから依頼しましょう。
アマゾンのレビューやレクチャーサイトを見ていると、個人での毒餌の使用は、しない方がいいというアドバイスが多かったです。
最後に
いかがだったでしょうか?昨年はベッドバグのニュースが多かったので、最新版にはベッドバグ情報も追加しました。また実体験から大きな蜘蛛も多発しましたので追加しました!
イギリスは、日本と異なり古い住宅事情やカーペット文化から古い壁の隙間から侵入したりカーペットに生息する害虫が多いようです。
大切なのは外からの隙間を埋める事、食べカスや埃、髪の毛などを小まめに取り除く事はどの害虫害獣にも有効です。
今回はゾワゾワする内容になりましたが上記内容が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです!