こんにちは。ロンドン在住・2児のママライター、sayaです。
5月のロンドンはお出かけ気分がふくらむ季節。「今週末、どこに行こうかな?」と、ちょっとした旅を計画するのが楽しくなる時期ですよね。そんな今の季節にぴったりなのが、可愛らしい村々が点在するエリア「コッツウォルズ」。ロンドンから車で約2時間とアクセスも良く、日帰りでも“非日常”が楽しめる場所なんです。

でも、コッツウォルズって広いし、村がいっぱい。どこに行けばいいの?
という人もいると思います。
そこで今回は、小さな子どもがいても無理なく楽しめる、私のおすすめ日帰りプランを紹介します。真似するだけで、充実した1日を過ごせますよ。
- 宿泊なしでも、1日を充実させたい
- 自然の中でリフレッシュしたい
- 子どもがよろこぶ体験も取り入れたい
- 自分で調べるのはちょっと面倒…誰かおすすめ教えて!
こんな人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
コッツウォルズ日帰り旅・1日のスケジュール
7:30 「ロンドン(London)」出発
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9:30 「バイブリー(Bibury)」 へ到着
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10:00 「バイブリー・トラウト・ファーム(Bibury Trout Farm)」マス釣り体験
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11:30 「バイブリー・トラウト・ファーム(Bibury Trout Farm)」BBQランチ
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14:00 「バイブリー(Bibury)」出発
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14:30 「ボートンオンザウォーター(Bourton-on-the-Water)」へ到着
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17:00 帰路
※交通渋滞の影響で、時間は変わる場合があります
”イングランドで最も美しい村”といわれる「バイブリー」


ロンドンを早朝に出発して、目指すはコッツウォルズの村のひとつ、バイブリー(Bibury)。
アーツ&クラフト運動で有名なウィリアム・モリスが「イングランドで最も美しい村」と称賛したこの村は、はちみつ色の石造りの家々と小川が織りなす、絵本のような世界。小さな子どもを連れていても安心して歩ける、のんびりとした雰囲気も魅力です。
小さなこの村の主な観光施設は「ニジマスの養殖場」と「郵便局」。2025年春頃リニューアルオープン予定の郵便局は「Eleven Bibury」と名前を変え、郵便局の他、ティールームやファームショップなども併設されるそうですよ。
※Eleven Biburyのリニューアルオープンは、HPを確認してください https://www.elevenbibury.com/
子どもも大人も夢中!バイブリーでマス釣り体験&焼き立てランチを


午前中のメインは「バイブリー・トラウト・ファーム(Bibury Trout Farm)」でのマス釣り体験がおすすめ。養殖場とは思えない居心地の良さ、そして小さな公園もあるので、私たちはバイブリー滞在時間のほとんどを、この養殖場で過ごしました。
養殖場なので、ものすごい数のマスが泳いでいるわけなのですが、餌に群がるマスの様子は4歳の娘も思わず後ずさりするほどの勢い…。1度目は、釣り糸を垂らしてほんの5秒で釣れてしまったので、子どもたちからの「もう一回やりたい!!」コールが殺到。
2度目はマスが見当たらない、静かな場所を選んで再挑戦です。餌を撒いておびき寄せるも、餌だけ取られ、逃げられ苦戦…しばらくマスと人間の睨み合いの時間が続きました。そして、30分程ねばってようやく釣り上げることに成功!自分たちで釣りあげたぶん、達成感もひとしおです。子どもたちの良い笑顔が見られました♪


釣れたマスの処理方法は事前に教えてもらえますが、もたもたしているとスタッフの方が代わりにやってくれたので、とても助かりました。マスの内臓処理も代行(£1)してもらい、大人は楽に、子どもたちは初めての釣り体験を楽しむことができました。


釣ったマスは計測後に購入し、その場で食べることもできます。
「使い捨てBBQグリル(Disposable BBQs)」は、大・小から選べるアルミ箔ケースに入れて焼くだけの簡単BBQで、予約が必要なく、手軽でおすすめです。私たちは、おにぎりとフルーツを持参して栄養満点のランチを楽しみました♪味付けに塩や醤油、簡単なカトラリーを持っていくとよさそうです。




ランチの後は、ぜひ町の中心部も歩いてみてください。手入れの行き届いた庭や、石造りの可愛い家々が並び、のんびりとした時間を過ごせますよ。
釣り補足点
・釣った魚は川へ戻さず購入します。1kgあたり£12
・釣ったマスは持ち帰ることもできます。その場合はアイスボックスを持参し、氷を購入するのがおすすめです
・使い捨てBBQグリル(Disposable BBQs)の場合、持ち込んだ食材はグリルで焼くことができません。食材を持ち込んでBBQを楽しむなら「レンガ製BBQ(The brick BBQs)」を予約しましょう(事前予約)
・HPには、子ども一人での釣りあげ禁止や、マスに過度な苦痛を与えないために…など、注意点や施設が大事にしている思いが記載されています。現地で英語が聞き取りにくいという人は、HPを確認してから行くのがおすすめですhttps://www.biburytroutfarm.co.uk/plan-your-visit/catch-your-own/
バイブリーの駐車場事情
観光や釣りが目的であれば、駐車は「ザ・ストリート」の路上駐車、または「バイブリー・トラウト・ファーム(有料)」の駐車場がおすすめです。「トラウト・ファーム」は朝9時にオープン、釣りは10時から開始となっていますが、観光シーズンは大変混雑するため、少し待つとしても早めの到着を心がけたほうが安心だと思います。
また、後述する「ボートン・オン・ザ・ウォーター」に比べ、バイブリーの村は道幅が狭く、駐車場の数も少ないので、私が訪れた日も大きな渋滞が発生していました。
「トラウト・ファーム」と「スワンホテル」がある街の中心部を行き来する際、車同士がすれ違うのもやっとの細い道を通る必要があります。小さな子ども連れの場合は、十分に気を付けてくださいね。
「バイブリー・トラウト・ファーム」(2025年4月時点)
【営業時間】施設9時~17時、釣り10時~16時
【料金】入場料大人/£7.5、3歳以上/£6.75 ※ファミリーパスあり
【釣り道具レンタル料金】£3(1セット)
【魚の餌料金】£2(一袋)
【使い捨てBBQ料金】アルミ箔容器(小)£7.5、(大)£12
詳細はHPをご確認ください https://www.biburytroutfarm.co.uk/
小さなベネチア「ボートン・オン・ザ・ウォーター」


バイブリーの街を楽しんだら、次は「ボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton-on-the-Water)」へ移動します。”コッツウォルズのベネチア”と呼ばれるこの村は、川沿いに並んだ石造りの家々と、小さな橋が架かる美しい景観が特徴。川が流れる通りには、アイスクリームやカフェ、レストランがたくさん並んでいます。私が行った日は天気が良く、川を囲うようにたくさんの人がピクニックを楽しんでいましたよ。
子どもと一緒に楽しめるスポットやお店


ボートン・オン・ザ・ウォーターには、この村を1/9スケールにしたミニチュア村「モデルビレッジ(The Model Village)」や、1920〜1970年代の名車やバイクが展示された「モータリング博物館(Cotswold Motoring Museum)」などの観光スポットがあり、子どもも一緒に楽しめる内容です。
1年中クリスマスグッズを扱う「The Christmas Shop」では、Cotswoldsと書かれた可愛らしいオーナメントを見つけました。実は私、ご当地クリスマスオーナメントを集めるのが旅の密かな楽しみなのですが…ツリーを飾るたびに、マス釣りに夢中だった子どもたちの姿を思い出すのだろうなぁと、今から楽しみです♪
ご当地クリスマスオーナメントを購入した後、私たちはアイスクリームやラテを買って、川沿いでのんびりと過ごしました。ぽかぽか陽気のこの日は、水浴びをする子どもや大人の姿もありましたよ。暖かい季節には、ピクニックグッズに加え、タオルやサンダルもあったほうがよさそうです。
「モデルビレッジ(The Model Village)」 https://www.theoldnewinn.co.uk/model-village
「モータリング博物館(Cotswold Motoring Museum)」https://www.cotswoldmotoringmuseum.co.uk/?utm_source=chatgpt.com
余裕があれば隣村まで。イングランドの田園風景を楽しみならハイキング
余裕がある人は、「ボートン・オン・ザ・ウォーター」から「アッパー・スローター」、そして「ロウワー・スローター」までを巡る散策コースもおすすめです。川沿いや牧草地を通る道はのどかでイングランドの田園風景を楽しめます。途中のカフェやパブで休憩を入れると、所要時間はおおよそ3〜4時間程度が目安です。
私たちは小さな子ども連れだったので、残念ながら散策は断念しましたが、水車小屋など、見どころや写真映えスポットが点在しているようです。一気に3つの村を楽しめるのも、なんだかお得感がありますよね。
最後に
1日たっぷり遊んだ後は、渋滞を避けるためにも早めの帰宅が安心です。休憩をはさみながら、無理のないペースでロンドンへ戻ってくださいね。
今回の日帰り旅行は「バイブリー・トラウト・ファーム」での釣り体験が、特に忘れられない思い出となりました。コッツウォルズ旅行の思い出を一層色濃くしてくれたこの体験、ぜひたくさんの人にも楽しんでもらいたいです。
季節の花々が奇麗なこの時期に、ぜひ訪れてみてくださいね。



