ワインの有名な産地と言えば、どこを思い浮かべますか? フランス、イタリア、スペイン、アメリカ、オーストラリア、アルゼンチン、などなど…。
世界中にたくさんありますよね。
実は、ここイギリスでも、おいしいワインが作られているのをご存知でしょうか。
特にスパークリングワインは高品質で本格的、と人気が出てきているそうです。
1.イギリスのワインについて
もともとイギリスはブドウが育ちにくい寒冷な気候なので、ワイン生産も盛んではありませんでした。 ところが近年では地球温暖化の影響で、夏の気温が上昇し、イギリス南部にまでブドウの栽培ができる地域が広がり、70年ほどの間に急速に生産者の数が増えました。 現在イギリスには、ワイン用のブドウ農家は500軒、ワイナリーは200軒ほどあります。
ワインの種類としては、全体の70%以上がスパークリングワイン。 イギリス南部の土壌は石灰質で、シャンパンの産地であるフランスのシャンパーニュ地方と似ていることもあり、同じ種類のブドウを使用し、同じ製法で作られています。 割合は少ない赤・白・ロゼの中にも世界の有名な銘柄に匹敵すると高評価なものが増えてきているようです。
2.「NYETIMBER(ナイティンバー)」のスパークリングワイン
ウエスト・サセックス州にある「NYETIMBER(ナイティンバー)」は、イギリスワインが世界から脚光を浴び、またイギリスがスパークリングワインの高級産地の一つとして認識されるきっかけとなったスパークリングワインを生産しており、20数年間で様々なワイン国際大会において金賞やメダルを受賞しています。
https://nyetimber.com/our-wines/
エリザベス女王2世の即位 60 周年の祝典で提供されたスパークリングワインは、「NYETIMBER(ナイティンバー)」の「クラシック・キュヴェ」(画像) の2007年ヴィンテージだったそうです。
出典:NYETIMBER(ナイティンバー)
https://nyetimber.com/product/classic-cuvee-mv
このスパークリングワインのNV(ノン・ヴィンテージ)は、Waitroseで買えますよ!
3.ワイナリーでワインツーリズム
イギリスのブドウ農家やワイナリーは、ビジターを受け入れているところも多く、畑や工場の見学やテイスティング、ピクニックにレストランやカフェでのお食事、ウェディングや宿泊など様々なスタイルで楽しむことができます。 どこにあるの? どんなことができるの? など、はこちらで調べることができます。
https://www.winecellardoor.co.uk/directory/map/
https://www.winegb.co.uk/
ロンドンから1時間~1時間半ほどのドライブで行くことができるサリー州にも、ワイナリーがたくさんありますよ。
https://www.surreyhillsvineyards.co.uk/
出典:Vineyards of the Surrey Hills
https://www.surreyhillsvineyards.co.uk/
いかがでしたでしょうか。 イギリスワインはワインの世界でもまだまだ新しいもの。 それでも世界に認められる高品質なものが多く、それぞれが少量生産でもあるので、ワインが大好きな方にも、ワインのことはよく知らないという方にも、喜んでいただけるものと思います。 店頭やインターネット、またはワイナリーショップで購入してご自宅で楽しんだり、ワインツーリズムを体験したり。 ぜひいろいろとお楽しみくださいね!