イギリスでは最高気温が20度を切る日も出てきて、秋らしくなってきましたね。
お盆の時期に日本に帰国された方も多いのではないでしょうか。そこで思い出すのが、日本の夏の風物詩、「花火」です。
ふとイギリスでは花火は見られるの?と思われた方、安心してください、イギリスでも開催されます。ただ、イギリスの花火の時期は、夏ではなく秋になります。日付も決まっていて、11月5日前後にいたるところで花火が打ち上げられます。
今回は、イギリスの花火の歴史から見どころについて、まとめてみます。
ガイフォークスナイト
イギリスでは、11月5日前後が花火の時期です。この日は、Bornfire NightやGuy Fawkes Nightと呼ばれています。毎年この時期に、しかも冬時間に突入し、寒い季節になぜ開催されるのかは、遡ること約400年前の事件がきっかけとなっています。
1605年、国王暗殺を狙い国会議事堂の爆破を計画したガイフォークスは、ロンドン塔で処刑された事件がありました。この事件を記念して、ガイフォークス人形を引き回し、焼き捨てる習慣がありました。しかし、今ではその習慣は廃れ、花火を打ち上げる楽しいイベントとして形を変え、残っています。
アレクサンドラ・パレス
ロンドンの北側に位置する、展示場と宮殿が1つになっている場所です。毎週日曜には、ファーマーズマーケットが開催されています。また、冬には屋内スケート場もできたり、多くの方が訪れる場所です。丘の上から一望できるロンドンの風景は、昼夜どちらでも素晴らしく、カフェやバーも併設しています。
花火以外にもレーザーショーやビールフェスがあったりとイベントが盛りだくさんです。11月5日(土)、16時開催でチケットは近々発売のようです。
ウィンブルドン・パーク&モーデン・パーク
テニスで有名なウィンブルドンパークと近くのモーデンパークでミュージカルの音楽と一緒に打ち上がる花火ショーを楽しめます。敷地内には出店などもあり、飲んだり食べたり、家族で楽しめる仕様になっています。
それぞれ11月4日(金)と11月5日(土)に開催されます。現在、チケット販売中です。
https://www.seetickets.com/tour/wimbledon-and-morden-park-fireworks
バタシーパーク
テムズ川のほとりにある公園です。地下鉄の駅、バタシーパワーステーションが新しくでき、人気の飲食店などがオープンし、注目の再開発エリアです。
今年の花火イベントは、11月5日(土)と11月6(日)に開催されます。花火の後には、深夜まで続くクラブミュージックで盛り上がれます。深夜まで開催されているので、若者が多い印象です。9月7日からチケット発売です。
チズウィックパーク
ロンドン西側に位置する公園です。こちらも音楽に合わせて花火が打ち上がり、出店などもあります。このイベントは予約制ですが、入場無料なのがうれしいポイント。今年は11月4日(木)の開催予定です。詳細はインスタグラムで近日公開のようです。
https://enjoy-work.com/news/events/articles/2022/the-extravaganza-at-chiswick-park
最後に
まだ今年花火を見ていない人も日本で見た人も、日本とは少し違ったイギリスの花火を楽しんでみてはいかがでしょうか。予約制のイベントがほとんどですので、気になる方はお早めに予約をしてみてくださいね。