先月エリザベス女王の国葬があり、日本のテレビでもビッグベンやウェストミンスター寺院近辺の映像が放送されていましたね。今年に入りビッグベンの修復が完了し、時計台が綺麗に見えるようになりました。
そこで今回は、ロンドンの観光名所、ビッグベンやウェストミンスター寺院近辺について、まとめてみました。
ウェストミンスター宮殿
テムズ川に沿って立つウェストミンスター宮殿。別名は、英国国会議事堂です。全長約265m、1100を超える部屋、100の階段、中庭数11からできており、議会政治のシンボルとして聳え立ちます。かつては王宮だったのですが火災により焼失し、19世紀に再建されました。お勧めはテムズ川を走るUberBoatから移動しながら見ること。友達や家族が来た際に案内すると喜ばれること間違いなしです。
https://www.thamesclippers.com/plan-your-journey/route-map
ビッグベン
ビックベンとは、ウェストミンスター宮殿(英国国会議事堂)の建物の北側にあり、時計のことを示しています。本来は、時計塔全体をエリザベスタワーと呼び、時計のみをビックベンと呼ぶそうです。ただ、最近は時計塔全体をビックベンとして呼ばれ、親しまれていますね。
1859年5月31日に建設され、160年以上もイギリスの歴史と共に歩んできた時計です。高さが96メートル、時計の位置は地上から55メートルにあります。
2017年から大規模な修復工事のため、時計の針を止め、鐘も沈黙していましたが、今年工事が終了し、見事に復活しました。123億もかけて、修復したそうです。
また、ビッグベンの音色は、日本の学校でもおなじみのチャイムのもととなりました。
ウェストミンスター橋を渡った対岸からは、ビックベンと隣接するウェストミンスター宮殿の全体を見渡すことができます。昼だけでなく、夜も非常に綺麗で人気の夜景スポットです。また、近くに赤の電話ボックスがあり、ビッグベンと赤の電話ボックスを共に撮影できるということで、写真スポットとなっています。
ウェストミンスター寺院
イギリス王室の戴冠式が行われるロンドンで権威ある教会です。ウィリアム皇太子とキャサリン妃が結婚式をあげた寺院で有名ですが、歴代国王や王室関係者、国家に貢献した人物が眠る墓所でもあります。床や壁に刻まれた墓碑銘は、科学者ニュートン、探検家リビングストン、音楽家ヘンデルなどの顔ぶれ。詩人コーナーにはシェイクスピア、ワーズワース、バイロンら英国が誇る文豪の名前が揃います。11世紀に修道院として作られ、何度も改築を重ねて世界でも有数のゴシック建築のひとつになっています。外観の見学だけでなく、有料ですが内部の見学もできます。
音声案内のオーディオ貸出しがありますが、日本語は無し。
https://www.westminster-abbey.org/ja/visit-us
出口の左側にウェストミンスター寺院のグッズ販売のお店があります。こちらは内部の見学をしていなくても入れます。
聖マーガレット教会
ウェストミンスター寺院の敷地内あり、12世紀に建てられました。チャーチル元首相が結婚式を挙げた教会です。
建設のきっかけは、ウェストミンスター寺院のミサに訪れる人々が増え、修道士たちの祈りの時間が取れなくなったため、近くにもうひとつ小さな教会を建ててしまおうとなったとか。
ウェストミンスター寺院に比べると小ぶりの建物で、あまり注目されませんが、ウェストミンスター寺院、ウェストミンスター宮殿とともに世界遺産に登録されています。
国葬で改めて注目を浴びたウェストミンスター宮殿やウェストミンスター寺院。壮大な建物を目の前にイギリスの歴史を感じ、厳かな気持ちにさせてくれます。訪れたことがある方もない方も修復工事が終了したビッグベンを見にいかれてみてはいかがでしょうか。