異国の地イギリスで暮らすこと、プラスしてコロナ渦という現実…ストレスを感じる場面もあると思います。このような環境下でも心身ともに健康で過ごすために、よくあるお悩み別お勧めサプリメント・オイルなどの情報をお届けします。女性特有の悩みPMS・更年期障害、風邪予防、リラックス安眠など。
Agnus Castus(西洋ニンジンボク)
シソ科の植物でハーブとしても使用されています。PMS(月経前症候群)に効果があるとされており、サプリメントも多数出ています。ドイツでは治療薬として認可されているとか。特にイライラや神経過敏、不安、抑うつなどの精神面のサポートが期待できると言われています。
人によっては吹き出物ができてしまったりと合わない方もいるようですので、ご自身の体調と相談され試されてみてはいかがでしょうか。ドラッグストアや大型スーパー、Amazon等で購入できます。
Shatavari(シャタバリ)
クサスギカズラ属のハーブの一種です。こちらはPMS、更年期障害や生理不順の改善、老化予防、肌や髪のツヤ維持などが効果として挙げられています。植物性のエストロゲンが豊富に含まれており、女性ホルモンと似た働きをすることで、上記のような効果が期待されるそうです。
サプリメント以外にもpukkaのハーブティー、womankindやmotherkind pregnancyにも配合されています。イギリスのスーパーでは手軽に手に入りますので、ティータイムのお茶として取り入れられても良いかもしれません。
エルダーフラワー
エルダーフラワーとは、5月から6月にかけて咲く小さく白いお花です。古くから薬用ハーブとして使用されてきました。粘膜の抗炎症作用があるとされており、風邪やインフルエンザ予防、花粉症にも良いそうです。また、発汗や利尿作用もあるため、デトックス効果も手助けしてくれます。
お花を摘んで砂糖とレモンで漬けてできるシロップを「エルダーフラワーコーディアル」と呼びます。日本でもモデルの菜々緒さんが愛用されている事で話題になりました。コーディアルは原液だと濃いので、お水やお湯、炭酸水なので割って飲むのがオススメです。日本で購入するよりもイギリスのほうがお得に手に入るので、試されてみてはいかがでしょうか。スーパーやAmazon等で購入できます。
CBDオイル
臨床CBDオイル研究会によると、不眠や疼痛、嘔吐、抗てんかん作用、免疫調整作用、抗炎症などに対して効果を持つことが確認されています。https://cbd-info.jp/
オイルに使用されるCBDは、大麻草の「種子」と「茎」から抽出されます。大麻草と言うと違法な物のように聞こえますが、大麻草から抽出される「THC」という成分のみが違法で、CBDオイルはこのTHCを一切含んでいないため、日本でも合法として扱われています。最近では、紗栄子さんのYoutubeでCBDオイルの紹介がされており、日本でも少しずつ広がりを見せています。イギリスでも数年前に下記のような見解を示し、Halland and Barretで大量に仕入れたところ、売り上げが伸びているそうです。
https://www.gov.uk/government/news/mhra-statement-on-products-containing-cannabidiol-cbd
CBD入りのコーヒーやハーブティー、チョコレートなども出ていますので、リラックス目的で手軽に取り入れることもできます。
ビタミンD
NHS(国民保健サービス)のHPでも摂取が推奨されています。※ビタミンDが不足すると…骨粗しょう症、免疫力低下、うつ病などの引き金となることも
ビタミンDは日光に当たることにより皮膚で生成されます。では、なぜイギリスでビタミンDのサプリメント摂取が推奨されているかと言いますと日照時間の少なさにあります。東京とロンドンの比較になりますが、東京の年間日照時間は平均1900時間に対し、ロンドンは平均1500時間です。ロンドンのほうが約400時間も年間日照時間が少ないことになります。
日本にいても現代人はビタミンD不足の割合が多いと言われている中、イギリスで過ごすことで、より一層ビタミンD不足になりかねません。そこでサプリメントが推奨されます。また、一説によるとコロナウィルスで重症化した方は、ビタミンDが不足していたという研究結果も出ていますので、意識して摂取してみてはいかがでしょうか。
※一般的な効能を記載しておりますが、効果を保証するものではありません。また、何か薬を服用されている方は、医師と相談の上、ご使用ください。