秋も深まり、ハロウィンも近づいてきましたね。スーパーマーケットには大きなカボチャやハロウィン用のスイーツなどが並び、ご家庭でもハロウィン準備を始めている頃ではないでしょうか。
ところでハロウィンの起源はご存知ですか?ハロウィンはもともとは古代ケルト人のお祭りでイギリスやアイルランドなどを中心として行われているものでした。
今でもアイルランドでは10月の最終月曜日がバンクホリデー(祝日)として扱われておりハロウィンの伝統を重んじていることが伺えます。
そこで今回はアイルランドの首都、ダブリンに注目!
アイルランドは美しい自然景観や文化遺産で知られており、観光地としても人気です。イギリスからも飛行機で1時間半ほどで着きますし大人一人当たりの片道は5千円台から販売されています。(2024年秋時点)
近くて比較的手頃なため、実はイギリスからの週末旅行にぴったりの旅先!しかも秋は本場のハロウィンを味わうチャンスとも言えます(^^)
「なんだか旅行気分を味わいたいな〜」という方、気軽に楽しめるダブリン週末旅行いかがですか?
1 ギネスストアハウスで最高のギネスビールを!
ダブリンといえばギネス!
ギネスビールは、黒スタウトという種類のビールで1759年にアイリッシュ・パブの本場であるアイルランドのダブリンで誕生しました。
エスプレッソやダークチョコレートのような香ばしさとクリーミーでまろやかな口触りが特徴。ギネスでしか味わえない香りとコクは、世界中で親しまれるようになりました。
創業者アーサー・ギネスから名前をとってGuinness(ギネス)と名づけられたんだって
ダブリンにはギネスストアハウスという醸造所があり、ギネスがどのように作られるのか、ギネス社の役割や世界的ブランドになるまでの辿路を学べるほか、ビールテイスティング、レストラン、ショップなどが集まり世界中から観光客やギネスファンが訪れます。
建物は7階建てで、1階で受付を済ませたら1階ずつ上に登りながら見学し、最上階ではビールを味わうという最高のエクスペリエンスを堪能できる流れ。ギネスさん、さすがです。
ギネスは普段飲まないという方もダブリンに来たらぜひ訪れたいスポット。
ショップも充実しており可愛いグッズが揃っているのでお土産探しにもぴったりですよ♪
また最上階のバーから見るダブリンの景色も素敵なので、カップルであれば夜にバー感覚として楽しんでもいいかもしれません。もちろん友人や家族とわいわい楽しむのも◎
2 グラフトンストリートでショッピング
グラフトンストリートはダブリン随一のショッピングスポット。ラグジュアリーデパートのブラウントーマスを中心に幅広いジャンルのお店が軒を連ねています。
この通りはストリートミュージシャンによる音楽が常に流れており朝から晩まで賑やかで、ダブリンらしい雰囲気を思いきり感じることができます。
映画のロケ地としてもよく使われ、特に2007年に公開された「ONCEーダブリンの街角でー」は、ダブリンの街並みや雰囲気がよくわかる映画なので訪れる前に見ておくとよりダブリン観光を楽しめるかもしれません♪
また作中に流れてくる曲はグラミー賞にもノミネートされ、一度聴いたら頭から離れない素敵なメロディーばかりです。
ダブリンは歴史が深く、全体的に趣があり知的な雰囲気が漂っている印象。じっくりとダブリンの空気を味わいながらグラフトンストリートを歩いてみてくださいね。
HP:https://www.graftonstreet.ie/
3 テンプルバー周辺でバーホッピング
ダブリンで最も有名なアイリッシュパブがあるのがテンプルバーエリアにある「The Temple ber pub」。
1840年創業のダブリンの老舗であるテンプル・バーは、アイルランド文化を代表する伝統的なパブでアイルランド最大のコレクションを誇る450種類以上のウイスキーとともに、毎日ライブミュージックが演奏されています。
まさにダブリンはお酒と音楽の街!テンプルバーエリアはリフィー川南岸の石畳の地区でアイリッシュパブが並び、バーホッピングにぴったりだよ♪
※酔っ払いには注意
テンプルバー周辺おすすめパブ
●The Palace Bar
テンプルバーパブに比べて地元の人が多く、比較的落ち着いて過ごせるパブです。インテリアや装飾が素敵で、優雅な雰囲気。スタッフもフレンドリーで気配りがあり気持ちよく過ごせる伝統的なアイリッシュパブ。(21 Fleet St, Temple Bar, Dublin 2, D02 H950)
●Mulligan’s
歴史あるアイリッシュパブ。ギネスの入れ方が完璧でダブリンで最高の一杯を飲めるパブと言われています。
価格もテンプルバーに比べてリーズナブル。地元の人に強く愛されています。(8 Poolbeg St, Dublin 2, DO2TK71)
●The Brazen Head
1198年創業のアイルランド最古のパブです。雰囲気が抜群に良く、タイムスリップしたような気分に。
ギネスのビール煮込みシチュー(ビーフシチュー)が人気で、食事も美味しく楽しめるのでガストロパブとしてもおすすめです。(20 Lower Bridge St, Usher’s Quay, Dublin, D08 WC64 )
4 極上のフィッシュ&チップスを食す
ここはダブリンにあるフィッシュ&チップス専門店、「FISH SHOP」。カウンター15席のみで店内は狭めなので行くなら予約は必須。ビールなどは置いてなく、魚にあうワインが一緒に楽しめるというのがコンセプト。
ここのビール衣で作ったフィッシュ&チップスが本当に美味しい!
おつまみ類も新鮮なオイスターやムール貝、クラブオントースト、サラダなどメニューは少ないながらも厳選されていて美味しいシーフードとワインが楽しめます。
スタッフの方もフレンドリーで感じがよく、終始楽しく食事ができますよ。
カウンターのみなので子連れは嫌がられるかなと思いきや、予約のメールのやり取りからとても丁寧に対応してくれました◎
ダブリンでフィッシュ&チップスを食べるなら、自信を持っておすすめできる名店です!
5 トリニティカレッジで学生気分に浸る
トリニティカレッジは1592年にエリザベス女王1世によって創立されたアイルランド最古の国立大学です。
キャンパスの建物自体が立派で美しく、フロントアーチをくぐるとキャンパス内の活気も相まってまるで大学生に戻ったような気分を味わうことができますよ。
ダブリン中心部に位置しているのでアクセスしやすいのも魅力的。特に約500万もの書籍を収蔵する図書館は圧巻で、世界で最も美しいと言われている「ケルズの書」は必見です。
8世紀に製作されたものなんだって
また9世紀に作られた彩色写本やダローとアーマの書、古代のアイルランドのハープも常設展示されており、アイルランドの大切な歴史がぎゅっと詰まったスポットです。
図書館内はお昼頃には混み始めるので、落ち着いて見たい方は朝早く見学に行くのがおすすめ。事前にチケットを予約しておくとスムーズに入場できます。
6 フェニックスパークで自然チャージ!
フェニックスパークはダブリン数ある公園の中でも特に有名な公園で、ヨーロッパ内でも最大面積を誇ります。
172ヘクタール(東京ディズニーランド約14個分)という広大な園内にはアメリカ大使の公邸やダブリン動物園、さまざまな種類の鳥たち、また運がよければシカにも出会うことができますよ。
ダブリンっ子の憩いの場で、晴れた日は日光浴やランニングしている人もたくさん。観光の合間にゆったりと過ごすのもおすすめです。
一日中公園を楽しみたい!という方はエントランス近くにあるレンタサイクルで自転車を借り、健康的にサイクリングを楽しむのもありですね♪
我が家は旅行中のお決まり、プレイグラウンドで子供達を解放させたよ
7 アイリッシュブレックファスト食べる
地元の食材を使った朝食は、旅行の醍醐味のひとつでもありますよね。宿泊先近くのカフェで地元の人と混じってアイリッシュブレックファストから一日をスタートさせてみませんか。
アイルランドの朝食は、卵料理、ベーコン、ソーセージ、炒めたトマト、キノコなど栄養価の高い食材が豊富に使われます。地元で採れた新鮮な味わいを出来立てで楽しむことができますよ♪
加えてアイリッシュ・ブレックファストには、アイルランド独特の食品であるソーダブレッドやポテトケーキも一緒に出されることが多いです。朝食に添えられるアイリッシュブレックファーストティーはフルボディで濃いめの紅茶。ミルクを入れるとより芳醇な味を楽しめます。
8 ヴィンテージショップめぐりでお気に入り探し
ダブリン中心部を歩いているとおしゃれなダブリンっ子がこぞって吸い込まれていくビンテージショップがいくつかあります。
特におすすめしたいのがトリニティカレッジからもほど近い「Siopaella」。ビンテージながらもハイブランドのものを扱っており状態もものすごくよく、国中のバイヤーやファッショニスタから愛されているお店です。
店内はほかのビンテージショップとは違って、セレクトショップのような明るくクリーンな印象。
カナダから移住したオーナーのEllaはもともと古着やビンテージファッションのファンで、ダブリンでお店を開きたいと考えていたそう。今年(2024年)の優秀な女性起業家を称えるPower of Women Awardsを受賞するなど業界内からも人気と実力が伺えます。(Siopaella, 30 Wicklow St, Dublin, D02 Y037 :Siopaella)
おすすめビンテージショップ
●Lucy’s Lounge
店内の棚にはレトロなブラウスやカーディガン、スカーフが所狭しと並べられており、リラックスして楽しくお買い物ができます。ピンクの外壁なので迷うこともなし。(11 Fownes St Upper, Temple Bar, Dublin 2, D02 XW64 )
Tola Vintage
80年代と90年代のファッションブランドの品揃えが豊富で、お気に入りの服を見つけるにはぴったりの場所です。店内も明るくセンスがあるのでふらっと立ち寄るのも◎(10 Fownes St Lower, Temple Bar, Dublin)
おまけ
冒頭でもお伝えしたように、アイルランドはハロウィンの起源である場所。街を歩いていると家の軒先での飾り付けも本格的で住宅街を歩くだけでも興味深いです。パブでのイベントや催し物もあるので、観光とハロウィンダブルでダブリンを楽しんでみてはいかがですか。(参考:What’s On Halloween 2024 In Dublin )
軒先フォトシリーズ
魅力いっぱいのダブリン旅
アイルランドの首都ダブリンは、見どころや観光地がぎゅっと詰まっているので気軽に旅行を楽しむのにぴったりな場所。
イギリスとは街並みや建物もがらっと変わるのでぜひ在英中に訪れてみてはいかがですか。
以上、ダブリンでしたい8のことでした!