海外引越しって、手続きに準備にいろいろと大変ですよね。
引越し先の国の状況などわからないことも多いし、何を持って行ったらいいんだろう…と考えてしまうこともあると思います。
実際に日本からイギリスへ引越し、生活を送っているきらりメンバーも、以前は同じような思いを持っていた人がほとんど。
ということで、きらりメンバーが選ぶ
【日本から持ってきて(持ってくれば)よかったもの】
をまとめてみました。
きらりは様々なバックグラウンドと生活スタイルを持つメンバーがたくさん集まっているので、いざリストアップをしてみると、それはそれはいろいろなアイテムが出てきました。
そこで今回は、意見が一番多く上がった『キッチン・食品編』に絞り、【日本から持ってきて(持ってくれば)よかったもの】シリーズ第1弾としてご紹介いたします。
これからイギリスへの引越しを控えていらっしゃる方のご参考になればうれしいです。
【日本から持ってきて(持ってくれば)よかったもの】シリーズ
★『日用品・電子機器編』はこちら
★『衣料品・健康関連用品・レジャー用品編』はこちら
★『子ども用品・文房具編』はこちら
キッチン家電
アイテム名 | きらりメンバーコメント | 英国入手 |
ホットプレート・グリル鍋 | ◆たこ焼き、鍋もできるタイプで、使用頻度がとても高い。 ◆ワンプレートごはんや焼肉など、ロックダウン中で外食ができない間は毎日使用。 ※日本製で電圧240V対応(変圧器不要)のものは便利。 ※英国でも購入可能(”Electric Griddle”)だが、種類はかなり少ないので、上部を取り換えて1台何役にもなる日本製のタイプは重宝。 | △ |
たこ焼き器 | ◆関西人必須アイテム。 ◆ホットプレート一体型が便利。 ※英国でも購入可能(”Takoyaki Maker”)だが、一般的に販売されているのは鉄板のみでガスコンロで調理するタイプ。 | △ |
ホームベーカリー | ◆オーブンより手軽にパンを作ることができる。 ◆英国の食パンはパサパサや硬いものが主流なので、自宅で手軽にふわふわな日本の食パンを作ることができる。 ◆うどんやお餅も作れるので便利。 ※英国でも購入可能(”Breadmaker”)だが、種類少なめ・価格は少し高め。日本製は多機能製品が比較的安価。 | △ |
ヨーグルトメーカー (発酵機) | ◆納豆・塩こうじ・甘酒などを作ることができて便利。 ※英国でも購入可能(”Yogurt Maker”)だが、日本仕様の製品の一部は様々な発酵食品を作ることができる。 | × |
フィッシュロースター | ◆無煙・無臭でおいしい焼き魚が手軽にできる。 ◆オーブンやトースターが魚臭くならない。 ※英国でも購入可能(”Fish Roaster”)だが、種類少なめ・価格は少し高め。日本製は多機能製品が比較的安価。 | △ |
日本製で日本仕様の炊飯器 | ◆日本製で日本仕様の炊飯器は内窯の厚みや圧力パワーが格別でお米がおいしく炊ける。 ◆いろいろな炊飯機能がある。 | × |
オーブントースター | ◆トースターはパンを縦にセットするポップアップタイプが主流。 ◆ピザトーストやお餅、お弁当のおかずなどを短時間で焼けるので便利。 ※英国でも購入可能(”Toaster Oven”)だが、種類少なめ・価格は少し高め。 | ○ |
卓上カセットコンロ | ◆家で鍋をするときはもちろん、庭や公園で食事するときにも使える。 ※英国でも購入可能(”Portable Gas Stove”と”Gas Bottle”)なので、改めて買うのではなく使用中のものがあれば。 | ○ |
日本のキッチン家電は、多機能でスタイリッシュなものが比較的低価格で販売されているので、イギリスで買うことができたとしても、やはり「日本から持ってきて良かった」と思うものが多いです。
ただし、海外電圧対応でない製品の場合は、変圧器(イギリスの電圧は240V)が必要になります。
また、キッチン家電は消費電力が大きいものやモーターを使用しているものが多いので、大容量の変圧器が必要です。キッチン自体の電気供給容量や配線状況により、一台の変圧器に複数の家電を接続して使用したり、複数台の変圧器を用意してそれぞれに家電を接続したとしても、同時にキッチン内で使用すると、負荷が大きくなるので安定して使用できなかったり、火災や故障の原因となることもあるようなので、注意が必要です。
調理器具・食器
アイテム名 | きらりメンバーコメント | 英国入手 |
卵焼きフライパン | ◆お弁当のおかず作りに活躍。 ◆バウムクーヘンを作ったり、カレーやパスタのレトルト小人数分を温めるのに便利。 ※英国でも購入可能(”Tamagoyaki Pan”, “Japanese Omlette Pan”)だが、種類少なめ・価格は少し高め。 | ○ |
すりおろし器 | ◆大根やしょうが、にんにくなどをおろすのには、受皿がセットになった日本のタイプがやっぱり便利。 ※受皿付きのタイプは限られた日本食スーパーで購入可能だが、種類・数量共に少なめ、価格も高め。 | △ |
すり鉢・すりこ木 | ◆ゴマや長イモ、スパイスなどをすったり、離乳食や白和えを作ったりなどいろいろな料理で使用。 ◆日本のもののように内側にギザギザがあるすり鉢、すりこ木は英国ではあまり見かけない。 ※限られた日本食スーパーで購入可能だが、種類・数量共に少なめ、価格も高め。 | △ |
木製まな板 | ◆ヒノキ・桐・イチョウなどのまな板は手に入りにくい。 | △ |
手巻き寿司・のり巻き用 グッズ | ◆家族で食べる以外にも、子どもの誕生日パーティや日本人以外の来客時にとても喜ばれる。 ◆のり巻きはお弁当メニューにもなる。 ※刺身は日系魚店以外にも、”Sashimi Grade Fish”として販売する店舗・デリバリーがある。 ※英国でも購入可能(”Wooden Sushi Rice Bowl”, “Sushi Rolling Mat”, “Wooden Rice Paddle”)だが、種類やサイズ展開は少なめ、価格も高め。 | ○ |
和食器・茶器・漆器・ 日本的な絵柄の食器 | ◆日本人以外の方をお招きする時に喜ばれ、とても重宝。 ◆和食やお正月料理は和風の食器に盛り付けたい。 ◆英国の食器は有名で可愛いけれど、日本のものが恋しくなる(特にお正月が近い季節など)。 ※英国でも購入可能だが、質・数・種類どれをとっても圧倒的に日本の方が良いので、日本から持ってくることを強くオススメ。 | △ |
軽量フライパン・鍋 | ◆英国(海外)のものは重くて大きいものが多い。 | △ |
万能包丁・骨スキ包丁 | ◆(万能包丁)毎日の調理で一番使うタイプなので、種類の多い日本では自分が使いやすいものを選べる。 ※英国でも購入可能(”Santoku Knife”)だが、種類・数共に非常に少ない。 ◆(骨スキ包丁)日本ではあまり買わないブロック肉や骨付き肉を料理する機会が多く、取り扱いやすく切れ味がよいのが非常に便利。 ※英国では一般的に購入するのは難しいかも。 | △ |
菜箸 | ◆中華用の菜箸は容易に入手できるが、長すぎる。 ◆日本なら100均ショップで買えるのに…。 ※日系スーパーやMUJIで購入可能だが、種類・数は少なめ、価格は高め。 | △ |
ここに挙げたアイテムだけでなく、日本での生活で普段から使っているもののほとんどはイギリス生活でも使うので、そのままぜひ持ってくると良いと思います。
使い勝手のいいものは日本の方が断然多いですし、もしイギリスで購入する場合は店頭ではなくネットショップで購入することが多く、実物を見て手に取って比較することが難しいです。
キッチン用日用品
アイテム名 | きらりメンバーコメント | 英国入手 |
サランラップ | ◆英国のラップ(”Cling Film”)は、薄くて接着力が弱いので食べ物や食器にしっかりと密着しないので、隙間がたくさんでき、たくさん巻き付けても食品のにおいをしっかりと閉じ込められない。 ◆箱から引き出したラップがスパッと切れずにびよーんと伸びたり、ぐちゃぐちゃになってしまう。 ※密閉・密着度や切れ方にこだわらなければ英国でも購入可能。 | △ |
タッパー(ごはん用など) | ◆日本の製品の方が蓋の閉まり具合がしっかりしている。 ◆日本の製品の方がサイズのバリエーションが多い。 ◆ご飯を1食分ごとに分けて冷凍するためのちょうどよい大きさで、おいしく解凍できるタイプのものを使用。 ※仕様にこだわりがなければ英国でも購入可能。 | △ |
お弁当箱・おかず仕切り・おにぎりラップなど | ◆子どもや夫用として毎日使用。 ◆おかずを何種類も詰めるのにちょうどよい仕切りやピックなどは英国ではなかなか見つけられない。 ◆コンビニおにぎりのようにパリパリ海苔で包めるラップは便利。 ※お弁当文化が進んでいる日本と比較すると、英国で購入可能なお弁当グッズは非常に種類・数量共に少ない。 ※保温弁当箱も英国で購入可能(”Thermos Lunch Box”)だが、種類・数量共に少なく、価格も高価。 | △ |
生ゴミ水切りネット・ 生ゴミが臭わない袋 | ◆排水口がザルなので、三角コーナー代わりとして100均商品を使用。 ◆生ゴミは土に吸収される材質で薄い専用のゴミ袋で出すルールで、かつ収集が週1回の地区在住なので、生ゴミを1週間保管するための臭い対策として。 | × |
メラミンスポンジ | ◆石灰質が大量に含まれた硬水の地域なので、水回りや調理器具などがミネラル分や石灰分がびっしりとこびりついてしまったときはこれでこする。 ◆カップや急須などの茶渋取り。 ◆キッチン以外でも用途がたくさんあるので欠かせない。 ※英国でも購入可能(”Melamine Sponge”)だが、100均で大量に入手できる日本と比較すると非常に高価。 | ○ |
ジップロック | ◆ジップロック自体は英国でも購入可能だが、種類が少なく、価格も比較的高め。類似品はいろいろあるが、密閉度が弱いものがほとんど。 | ○ |
フライパン魚焼き用ホイル | ◆オーブンやフィッシュロースター、オーブントースターを使わずに、手軽にフライパンで魚を焼けるので便利。 | × |
日本は便利で使い勝手の良い製品のラインナップが豊富で、かつ手頃なお値段でたくさん購入することができると思います。
無くても困らないかもしれないけれど、あったら家事が格段に効率よくなるものなので、イギリスで高いお金を出して、満足しないものを買うのであれば、持ってくる方がいいかもしれません。
食品類
アイテム名 | きらりメンバーコメント | 英国入手 |
パックだし・だしの素 | ◆1回分ずつパックになっているだしは便利で必需品。パックタイプは売っているのを見たことないかも。 ◆粉末のだしの素は英国でも購入できるが種類は限られていて、価格も高め。 ◆ほとんど毎日使うものなので、とにかくないと困る。 | △ |
昆布 | ◆だしをとったり、煮物にしたり、水に浸けて昆布水を作ったりいろいろできる。 ※日本食材店で購入可能だが、種類・数量共に少なめで、高価。 | △ |
フリーズドライ食品 | ◆根菜、海藻類など。 ◆離乳食初期の子ども用としても便利。(日本食の味覚を持たせたい) ※日本食材店で購入可能だが、種類・数量共に少なめ、価格は高め。 | △ |
鶏がらスープ | ※日本食材店で入手可能だが、価格はかなり高め。 | △ |
常温保存の油揚げ | ◆冷凍ものは日本食材店でも購入可能だが、油揚げ本来の味わいが感じられない。 ◆長期保存が可能で便利。 | × |
日本産きくらげ・わかめ | ◆中国産はたくさんあるけれど、日本産にこだわる場合はぜひ。 ※日本食材店で入手可能だが、価格は高め。 | △ |
地域特産のこだわりの 調味料 | ◆九州醤油は英国で入手できない。中国メーカーのSweet Soy Sauceでは代用できない。(キッコーマンなど広く使われている醤油は普通のスーパーでも買える) ◆日本全国で広く使われている調味料のほとんどは普通のスーパーでも買えるが、地域特産物や、食べるラー油のようなおいしくてこだわりのある調味料などはほとんど入手できない。 | × |
日本食は海外の方にもよく知られていて、日本食スーパーのみならず、イギリスの普通のスーパーでも日本食材コーナーが設置されており、比較的いろいろな食材を購入できます。
それでも値段が高くて買いづらかったり、こだわりのおいしいもの・地域の特産物・手軽で便利な食材は手に入らないものも多いです。
イギリスでの食生活を楽しみつつも、食事は毎日の大切なものなので、日本の味を上手に取り入れたいと思います。
いかがでしたでしょうか。
日本で普段から使っている調理家電・器具は重さもあり嵩張ったりするものが多いので、最初の引越し荷物として送ることをお勧めします。
また、ご紹介したアイテムの中にはイギリスで入手できるものもありますが、なんといっても価格の安さや種類の豊富さの面で、日本で購入して持ってくる方がいいと感じているきらりメンバーがほとんどです。
きらりメンバーも、一時帰国の際に買い足したり、日本にいる家族・友人に送ってもらったりしています。
他にもこんなものがあるよー!というアイデアがあれば、ぜひ教えてください。
もちろんイギリスはとても暮らしやすい国なので、ご紹介したアイテムを持ってこなくてもなんとかなりますのでご安心を。
さて、きらりメンバーによる【日本から持ってきて(持ってくれば)よかったもの】シリーズ。今回の『キッチン・食品編』の他にも
★『日用品・電子機器編』… 公開中;記事はこちら
★『衣料品・健康関連用品・レジャー用品編』… 公開中;記事はこちら
★『子ども用品・文房具編』… 公開中;記事はこちら
をご紹介しております。
これからイギリスへの引越しや、一時帰国を控えていらっしゃる方々が、より快適なイギリス生活を送れますように。
上記でご紹介したアイテムにつきましては、発送方法によっては条件付きで海外発送できるもの・海外発送できないものなどを含んでいます。引越荷物で発送する場合は船便を選択したり、EMS(国際スピード郵便)などで発送する場合は発送条件などをよくご確認ください。