海外での妊娠出産は日本と異なり不安もたくさん・・、
妊娠出産を控えるメンバーの疑問に、
ママメンバーが答えてくれました!
●●先輩ママメンバー・カオリーヌ自己紹介●●
7才・4才・1才の3人のママです。
第2子、第3子をイギリスで出産しました。
Q:NHSでの出産はどうでしたか?
A:NHSのバースセンターで出産しました。
バランスボールや健康器具があったり、
水中分娩にも対応してくれます。
妊婦の意見を尊重してくれますし、
その時その場でミッドワイフも臨機応変に対応してくれるので、
わたしは安心できましたよ。
Q:出産後すぐに退院するというのは本当ですか?
A:出産した時刻によりますが、例えば朝に出産したら当日に退院、
夕方であれば翌日退院など、
いずれにしてもベイビーチェック※が終わったら帰ります(笑)
(※新生児検査で、小児科医が担当します)
Q:妊娠したかな?~妊婦検診について教えてください。
A:まずは妊娠検査薬で検査をして、GPに行きました。
その際に出産を希望する病院をドクターに伝え、産院へレターを出してもらいます。
お住まいの地域で通いやすいところを選ばれると良いですよ。
日本と違い、通常12週と20週の2回しかエコー検査がないのですが、
何かリスクがあるかも、という場合には追加でエコー検査をしてくれることも
あって、手厚くケアしてくれるようです。
それ以外にも日系の病院と並行して、
追加検査をされる方もいらっしゃいます。
Q:産後検診について教えてください。
A:コミュニティミッドワイフ※とヘルスビジター※※の訪問があります。
(※産前の検診を担当してくれていた、
お住まい管轄の診療に携わる助産師を指す)
(※※お住まい管轄のヘルスセンター
(日本で言う保健所)に在籍する保健師を指す)
ミッドワイフの訪問は、
基本的に生後2日目、5日目、10日目とされていますが、
見事に来ると言った日の翌日に来たり、
いかにもイギリスっぽいですよね(笑)
ミッドワイフは基本的に生後10日で担当を外れ、その後はヘルスビジターにバトンタッチします。
ヘルスビジターの訪問は産後電話があり、訪問日が確定しました。
訪問時は育児で困ってる事や家族構成など細々と聞かれ、
家庭環境など(虐待など疑わしいことがないか)家の中をチラチラチェックしていました。
その後は、管轄のヘルスセンターにある
ベイビークリニックに定期的に訪問し、
赤ちゃんの発育を見てもらったり、
相談に乗ってもらったりします。
Q:授乳中に困ったことがあったらどこに相談したら良いですか?
A:管轄のヘルスセンターやミッドワイフに相談できます。
ロンドンの日本人の先生に相談した人もいますよ。
Q:英語力が心配なのですが大丈夫でしょうか。
A:産院登録の際に通訳さん※が必要か聞かれるので大丈夫ですよ。
(※Interpreter手配は、GPで最初にみてもらった際にお願いをします)
Q:妊娠前にサプリメントを飲んでいましたか?
A:まず最初に、Pregnacare(葉酸サプリ)を妊娠する前から飲んでいたか聞かれます。
Pregnacareを飲んでいたかどうかで
その後の対応が変わるようですよ。
●最後に先輩ママからひと言●
「英語力が心配、異国の地で出産は不安」とまずは思うと思います。
実際に私もそうでしたよ。
赤ちゃんの成長は目まぐるしく、
もし里帰り出産を選んだら、
その可愛い時期をパパは見逃してしまうかも知れません。
私は夫のために、イギリスで出産する道を選択しました。
極論を言えば、どこの国で産もうが出産は命懸けで、赤ちゃんを産む行為はどの国でも、どんな人でも同じように産みますし(笑)
(英語は妊娠出産時に使う言葉は事前に調べておけば、検診時も大体のことは理解できますし、不安が残れば日系のクリニックで再確認だってできます。)
イギリスは衛生的にも安全ですし、
たくさんの日本人の方が出産されていますので、まず安心して良いと思います。
第2子、そして第3子の2回の出産を経験していますが、
担当してくれたミッドワイフは、
私らしく出産ができるように、時に母のように、時に友達のように、寄り添ってくれました。
感謝しかありません。
私の経験が、今後の選択のヒントとなれば幸いです。