イギリスを代表する伝統的なお菓子といえば、
“スコーン”。
「皆さまはお好きですか!?」
筆者にとってスコーンは、イギリスに住んでから180°印象が好転した食べ物です。
イギリスのアフタヌーンティーに欠かせない存在であり、そのほわっとした本場のスコーンの味わいはイギリスの文化を感じさせてくれます。
しかし、スーパーマーケットやベイカリー、カフェから高級ホテルまで、イギリスでは広く入手できるので、スコーン選びに迷ってしまいますよね。
この記事では、Kirariメンバーが実際に食べて感動したおすすめのお店を厳選して紹介します。
おうちでのティータイムやお出かけなどの参考になれば幸いです。
イギリスのスコーンの歴史
スコーンの歴史は古く、起源は中世のスコットランド。当時のスコーンは、オーブンではなくグリドル(鉄板)で焼かれていたそう。
ベーキングパウダーの発明とともにスコーンの製法も変わり、現在のような個々に焼かれる形状のスコーンが生まれ、オーブンで焼くスタイルが主流となりました。
その後クロテッドクリームとストロベリージャムをトッピングしたスコーンがアフタヌーンティーの主役となり、その風味とエレガントな食べ方が上流階級の間で流行しました。これが現在まで続く、クリームとジャムを添えたスコーンの伝統の始まりです。
一般的には小麦粉、砂糖、ベーキングパウダー、バター、牛乳を混ぜ合わせて焼き上げたものです。そのシンプルながらも豊かな味わいは、イギリスだけでなく、世界中の人々から愛されています。
イギリスのおすすめスコーン
イギリスの街中には数多くスコーンを扱うお店がありますが、その中でも特においしかった8選をご紹介します。
Newens |The Original Maids of Honor

西ロンドン、世界遺産キューガーデンからすぐの場所にある“Newens”。
長い歴史を持つベイカリー&ティールームです。
こちらのお店の名物は、店名にもなっているメイドオブオナータルトなのですがスコーンも絶品です。
おすすめはプレーン。
スコーンとは思えないほどふわふわな食感で、
ポソポソ感やパサパサ感もありません。
この食感はイギリスでもほかのお店ではなかなか味わえないです。
また名物のメイドオブオナータルトは、
ヘンリー8世がメイドたちが食べていたタルトを気に入り、自分のために作らせるようになった、というのが起源。
まわりは香ばしくて軽くてサクサク、
中は程よいとろみのタルトでこちらも絶品です。
店頭ではテイクアウェイも可、
ちょっとした手土産にも最適です。
これぞイギリスの雰囲気を感じることのできる、
かわいいティールームやテラスでもいただくことができます。
アフタヌーンティーや食事も可能です。

Newens|The Original Maids of Honour
ACCESS:288 Kew Road, Richmond Surrey, TW9 3DU
OPENING TIMES:
Mon-Sun.9am – 6:00pm

※ティールーム利用時は予約がおすすめです。
Brigit’s Bakery


“Brigit’s Bakery”は、コベントガーデンにあるパティスリー。
コーポレートカラーのピンクが目を惹くモダンかわいいお店です。
こちらはAfternoon Tea Bus Tourでも有名で、
ロンドン市内主要な観光地を巡りながらアフタヌーンティーを楽しむこともできます。
フレンチパティスリーというだけあって、
スコーンの食感、味共にパーフェクト。
焼きたての温かいスコーンをいただくのがもちろんベストですが、こちらのスコーンは時間が経って冷めてしまっても、とてもおいしくて驚きました。
ベーカリー店内、バスツアーのほかテイクアウェイのピクニックボックスもあります。
お好みの方法を選んで、ぜひスコーンを試してみてほしいお店のひとつです。
Brigit’s Bakery
ACCESS:6-7 Chandos Place, Covent Garden
London WC2N 4HU
OPENING TIMES:
Mon – Sun. 10:00 – 19:00
»Bus Tourの種類や運行時間等はこちら
Orange Pekoe
リッチモンドに近いバーンズという場所にあるティールーム、“Orange Pekoe”。
タイムアウト誌が「ロンドンで最高のティールーム」と評し、高級ホテルのアフタヌーンティーと肩を並べるくらい人気のティールームになっています。
一方で、雰囲気はカフェのようにカジュアルでひとりでも入りやすく、アフタヌーンティーの価格がお手頃なのも嬉しいポイントです。
こちらはスコーンはもちろんのこと、
食事もとてもおいしいんです!
ロンドン中心部からは少し離れていますが、
足を運んでみてはいかがでしょうか。


Orange Pekoe
ACCESS:3 White Hart Lane,Barnes, London SW13 0PX
OPENING TIMES (2026年3月現在)
7:30am – 5pm (Weekday)
8:30am – 5pm(Weekends)



※ティールームでのアフタヌーンティー利用や、テイクアウェイのアフタヌーンティーボックスは要予約です。
Huffkins


“Huffkins”は、100年以上の長い歴史を持つベーカリー&ティールームです。
本店はコッツウォルズのバーフォードで、
ロンドンにも姉妹店があります。
こちらの特徴はクリームティーの種類が豊富なこと。
スコーン一個のシンプルなものから、サンドイッチ付き、フルのアフタヌーンティーもあるので、お腹の空き具合によって選択できるのがありがたいです。
コッツウォルズの店舗は雰囲気が素敵でおすすめですが、遠くて行けないよ!という時でもロンドン市内で楽しめるのは嬉しいですね。
オックスフォードストリート店は買い物や観光の合間の休憩にもぴったりな、ジョンルイス内にあります。


Huffkins
Burford店
ACCESS:96-98 High Street, Burford, OX18 4QF
OPENING TIMES (2026年3月現在)
9:00 – 16:00 (Weekdays)
9:00 – 16:30(Saturday)
9:30 – 15:30(Sunday)



Huffkinsといえばエコバッグも人気!お好みのカラーを探してみて。


Cheeky Scone


” Cheeky Scone“は、Notting Hill Gateにあり2022年にオープンした比較的新しいベーカリー。
一般的なスコーンを提供するお店とは少し異なり、トッピングがかかったスコーンも提供していて、外観もカラフルでかわいい印象。
シンプルなプレーンスコーンから、レモン、アーモンドなどの種類があり、どれを選ぶか迷ってしまいます。
観光地にあるため、平日のカフェタイムも席が埋まっていることがありますが、比較的回転は速い気がしました。
カジュアルな店内でサッと行きやすいので、観光の合間によってみてはいかがでしょうか。


Cheeky Scone
ACCESS:43 Pembridge Rd, London W11 3HG
OPENING TIMES (2026年3月現在公式サイト情報)
8:30 – 17:00 (Weekdays)
10:00 – 17:30(Saturday)
10:00 – 15:30(Sunday)
Candella Tea Room


“Candella Tea Room”は、High Street KensingtonのKensington Palace付近にあるティールーム。
店内にはいると、シャンデリアとかわいらしいテーブルでお出迎え。
私は、アフタヌーンティーを注文。クリームティーもあるので、おなかのすき具合をみて選べるのがうれしいところ。
気さくな店員さんの案内を受け、紅茶を選びます。
スコーンは柔らかさ×程よい甘さが、クロテッドクリームとジャムにとても合う。
ミルクティーとも相性抜群でした。
ロンドンのホテル系のアフヌンだと80£以上がザラですが、円安の中の日本からの観光でも手に伸ばしやすいコスパ抜群のお店です。
土日の予約は1か月先も埋まっていることがあるので、お早めに!


Candella Tea Room
ACCESS:34 Kensington Church St, London W8 4HA
OPENING TIMES (2026年3月現在)
11:00 – 17:00
The Muffin Man Tea shop


“The Muffin Man Tea shop”は、High Street Kensingtonの高級住宅街にあるものの、比較的リーズナブルな価格でスコーンやアフタヌーンティーが楽しめるカフェ。
駅を出てしばらく歩くと、さわやかなグリーンの屋根のお店が見えます。
メニューは、クリームティー(写真)やアフタヌーンティーのほか、エッグペネディクトなどのお食事系も豊富。グループの中で異なるメニューを頼んで、楽しんでいらっしゃる方もいました。
こちらのスコーンは、提供されるときには2分割されて、さらにベイクされた状態で登場。しっとりというよりは、サクサク・ホロホロした感じの触感であっという間に完食しました。
ミニマムオーダーは£10/人のようですので、メニューを確認してから行くことをお勧めします。


The Muffin Man Tea Shop
ACCESS:12 Wrights Ln, London W8 6TA
OPENING TIMES (2026年3月現在)
9:00 – 17:00 (Mon-Thu)
9:00 – 18:00(Fri-Sun)
Fortnum & Maison


最後は、鉄板のチョイスですが“Fortnum & Maison”です。
フォートナムメイソンといえば、紅茶を買うか、
アフタヌーンティーの場所というイメージですが、
デパートメントストアなので、食品〜日用品、季節のグッズまで実は色んなものが揃っています。
ピカデリー本店の地下にはフードホールがあり、
スコーンを含むさまざまな種類のベーカリー商品を購入することができます。
ピクニック時期には多種多様なハンパーも登場。
おうちでのティータイムには持ち帰りで、
優雅なアフタヌーンティーは店内で楽しもう。


Fortnum & Maison
Piccadilly店
ACCESS:181 Piccadilly, St. James’s, London W1A 1ER
OPENING TIMES:
10.00am – 8.00pm(Monday – Saturday)
11.30am – 6.00pm(Sunday)



ピカデリー以外にロンドン市内に2店舗、ヒースローのT5(出発エリア)、T4にもあります。
スコーンの楽しみ方
デボン式とコーンウォール式
スコーンの楽しみ方は様々ですが、クロテッドクリームとジャムをトッピングしていただくのが一般的です。
そこで話題になるのは、ジャムが先かクリームが先か論争です。
デボン式とコーンウォール式という二つのスタイルがあります。
デボン式では、まずスコーンにクロテッドクリームを塗り、その上にジャムをのせます。クリームはサンドイッチのバターのようなイメージとのこと。
一方、コーンウォール式ではその逆で、スコーンにジャムを塗った後クロテッドクリームをのせます。
温かいスコーンからクリームを守るためには、ジャムを先に塗った方が良い、そうしないとクリームが溶けてしまうからとのこと。
どちらのスタイルもイギリスの伝統的な方法で、
地域によって好みが分かれることからよく議論の的になるようです。
(日本人からするとどちらでも良いのでは!?とも思っちゃいますが‥)
皆さまはどちらがお好きでしょうか笑?



筆者は口に入れた時にジャムの味が先の方が好きなので、デボン式にしてます。
何ジャムと合わせるのが好き?
一般的にはストロベリージャムを合わせることが多いと思いますが、色々な種類のジャムを試してみるのも楽しいでしょう。
イギリスには日本では見かけない食材のジャムもあるので、自分の好みの一品やスコーンのこだわりの食べ方を見つけることができるかもしれませんよ。
筆者のおすすめはルバーブのジャム。
程よい酸味がほんのり甘いスコーンにピッタリでした。
市販のルバーブのジャムもありますが、夏の時期にはルバーブがスーパーの店頭に並びます。ジャムを手作りするのも楽しいです。意外と簡単に作れます。
スコーンと一緒に楽しむ紅茶
スコーンと一緒に楽しむドリンクとしては、やはり紅茶が人気ですよね。
イギリスの伝統的な紅茶は、その濃厚な味わいと香りが特徴で、スコーンの甘さを引き立てます。
特に、アールグレイやダージリンなどのフレーバーがスコーンとよく合うでしょう。
お好きな茶葉とカップを用意したら、至福のティータイムの始まりです。
紅茶のおすすめはこちらの記事にまとめてありますので、気になる方はチェック!





スコーンが一番おいしいのは、やはり”焼きたて”です。店内で温かい状態のものを食べるのがベストですが、持ち帰り等で冷めてしまったらアルミホイルに包んで少し温め直すと良いでしょう。
手作りにチャレンジするのもいいですね、焼きたてをすぐ食べられますよ!
フォートナム&メイソンのHPでスコーンレシピを発見しました→»スコーンレシピ
最後に
筆者は渡英前スコーンは数えるほどしか食べたことがなく、食べたい!と思うお菓子には残念ながらランクインしていませんでした‥。
日本のスコーンは単体で食べられるように色々と練り込まれていて、これはパンなのか?はたまたクッキーなのか?、堅い食感やポソポソ感も苦手でした。
ところが!
イギリスに来て本場のスコーンを食べて、
それまでの概念が覆り一瞬でその虜になってしまったのです。
イギリスで本場のスコーンを食べればみんな好きになるのでは!?と思うくらい衝撃的でした。
イギリスは小麦自体がおいしいんでしょうね、
パンも香ばしくておいしいですもんね。
イギリスにはほかにもおいしいスコーンを楽しめる場所がたくさんあると思いますので、次のお出かけは、”スコーンハンティング”というのはいかがでしょうか🎵





















