駐在妻のリアルな生活②~イギリスの中の日本編~

「駐在妻」と聞くと、なんとなく優雅なイメージ。

でも実際は、言葉も文化も違う土地で家族を支える、大変な日々の連続です。
毎日起こる様々な問題を解決しながら、いかに家族が心身ともに健康な状態で生き残れるようにするか、努力し続ける。
海外で暮らすことは、「無人島でのサバイバル生活」と言っても過言ではありません。

この記事では、駐在妻歴3年(フランス、イギリス)の私のリアルな体験・苦悩・涙の日々。
それらをどう乗り越えたか、そして楽しむためのコツをお伝えしたいと思います。

前回の記事、第一弾「フランス暗黒期編」では、フランス田舎街での生活を中心にお送りしました。
第二弾「イギリスの中の日本編」は、イギリス・ロンドンでの生活を中心にお送りします。

一か国目のフランスで、悩みに悩み尽くした2年間を過ごしましたが、
二か国目のイギリスでは、だいぶ心が安定したこと、そしてほぼ日本語で暮らせる環境が整い、
やっと駐在妻生活を楽しむことが出来るようになりました(泣)

本記事では、私を含めイギリスに住む駐在妻の方たちがどのように「イギリス生活をどう楽しんでいるか」
具体的な方法を含めて、お伝えできればと思います。

この記事が、駐在妻真っただ中の方、そしてこれから駐在妻になる方の参考に少しでもなれば嬉しいです!

第一弾駐在妻のリアルな生活~フランス暗黒期編~はこちらから↓↓↓

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目次

イギリスの中の日本!

日本に帰国せず、フランスからイギリス・ロンドンに「スライド」することになった我が家。
※日本に帰国せず、そのまま違う国に異動になることを、スライドと言います。私も初めて知りました!

田舎街から待望の都会暮らし!
イギリス・ロンドン行きが決まった時は、新たな土地での暮らしを前に胸を躍らせ、
またもや、能天気に「どこに観光に行こうかな~」とガイドブックまで購入し、準備万端。

知り合いが増え始めたフランスを離れるのは寂しかったですが、
フランスの現地校に通った子供たちの精神的な負担を考えると、ちょうど良いタイミングでした。

ロンドンでは、子供たちの選択肢として日本人学校が選べる環境であることは、我が家にとって大きな魅力でした。
また、日本人も多く住んでおり、日本語で病院や不動産、美容院などのサービスが受けられるなんて、
「イギリスの中の日本じゃん!!」と歓喜しながら渡英しました。
一方、日本人が多いことで、駐在妻のマウントの取り合いやヒエラルキーがある??なんて話も
と聞いていたので、内心ちょっとビビっていました。

イギリス・ロンドンに住む日本人

●2024年時点で約3万人の日本人がロンドンに在住。

エリアとしては、Ealing、Acton、Golders Green、Finchley、Croydonなどが
日本人学校、日系の幼稚園、日本関連の店舗のある拠点として知られています。


我が家が住んでいるエリアは、日本人も多く、学校の送り迎え時には特に多くすれ違います。
また、近くに日本人の店員さんがいるお店も沢山あるので、毎日の暮らしは、ほぼ日本語のみで完結。

イギリスにいる日本人はみんな優しい(イギリス人も優しい)

内心ビビってた駐在妻マウントの取り合いやヒエラルキーは、完全な「都市伝説」でした。安心してくださいね!!

みなさんとても優しく、渡英してきた私に惜しげなく、色々な情報を教えてくれています。感謝。
先輩駐在妻さんたちも、不安だったことや困った経験をされてきているからこそ、
新しく渡英してきた人たちの悩みに心から寄り添ってくれます。感謝。

あと、暮らしていて感じるのは、子どもに優しい人が多いことです。
子どもを連れて電車に乗ると、必ずと言ってもいいほど席を譲ってくれます。
日本で子連れで電車に乗る時の居心地の悪さは感じません。

また、ロンドンの地下鉄は、階段しかない駅が多いため、
階段でベビーカーを上げ下ろしを必ず誰かが手伝っている姿をよく見かけます。

イギリス・ロンドン生活の楽しみ方

家族以外と喋れる場があり、都市部であり、言葉のハードルが下がること(英語がなんとなく分かる、日本語が使える場所が多い)により、フランス生活では難しかった「つながり」「成長」「挑戦する場」はロンドンに満ち溢れています!

そして、沢山の美味しいレストランと魅力的な観光地!!


駐在妻として来られる方の多くは、子連れ。
日系でも現地の学校・幼稚園でも、子供が学校・幼稚園に行く時間は、だいたい9時~15時前後。
学校での放課後課外活動に参加すれば、16時半までは、フリータイムです!やったー!

このフリータイム、家事に買い物に忙しい日もありますが、
時間をやりくりして、皆さん駐在妻生活を楽しんでいます。

「どのようにイギリス生活を楽しんでいるか」色々な方から聞いた情報や、私の体験談を含めて、紹介出来たらと思います。

1.ロンドンの観光地・イベントめぐり
2.【ロンドン発】3連休や長期の休みは旅行へ
3.世界各国の美味しい料理を堪能する
4.趣味や前からやりたかったことに挑戦する
5.英語を極める
6.帰国後のキャリアを考える
7.イギリスの食材を楽しむ

ロンドンの観光地・イベントめぐり

ロンドンは、歴史ある観光地や伝統イベントが盛りだくさん

日本に居たらなかなか訪れにくい場所も、住んでいるからこそ訪れる事が出来ます。

特に感動したのはモネの展覧会後、絵にも描かれていたウェストミンスターを実際に訪れ、
同じアングルを体感できたことです!!

日本では、絶対出来ない経験に大興奮でした!

左:テムズ川にて撮影             右:モネの絵



大英博物館や自然史博物館等、入場料無料の博物館もあります。
一人でぷらっと行くのもありですし、お友達と行くのもあり!
入場料が高いところは、年間パスを購入するのも手!お得に何回も楽しむことが出来ます。

きらりのサイトでは、沢山の観光地やイベントを紹介しています!
気になる場所がないか、ぜひチェックしてみてくださいね。

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【ロンドン発】3連休や長期の休みは旅行へ


駐在生活は、日本にいるとなかなか行けない国や場所に行ける絶好のチャンス!!という事で、
多くの人が3連休長期の休みは旅行に行かれています。

ヨーロッパ各国の比較的ロンドンに近い国へは、土日や3連休で
(例:ベルギー、フランス、ドイツ、ポルトガル、スペインなど)。

夏休みや春休み、現地校だとハーフターム休暇などの少し長い休暇には、
3日間で行くのは難しい、少し遠い国(スイス、アイスランド、モロッコ、トルコ、フィンランドなどなど)やクルーズに行かれる方も多くいます!

夏休み中に5か国訪れたツワモノ家族も!


●イギリスの学校は出席率に厳しいので、旅行で長期休む場合は要注意!

証明書を求められる場合もあります。
実際、病気で休んだ時も処方箋や病院の予約表の提出や、
一時帰国で休む場合に航空券の提示を求めらた方もいます。


きらりのサイトでは、きらりのライター達が実際に行った場所の情報も盛り沢山!
こちらも、参考にしてみてくださいね。

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世界各国の美味しい料理を堪能する

ご飯が美味しくないことで有名なイギリス。

確かに、「なんだこれは??」という食べ物に出会う事もしばしばありますし、
イギリス料理と言われて思いつくのは、「フィッシュアンドチップス」ぐらい。

しかし!!ロンドンでおいしいイギリス料理は無くも、
世界各国の美味しい料理を堪能する事が出来るんです!さすが大都市!
イタリア、スペイン、フレンチ、インド、中華そして和食。
お値段は日本と比べると比べ物にならないぐらい高いですが、美味しい和食屋さんも!

そして、駐在妻の方たちは美味しいレストランをよく知っています!
私もお友達から美味しかったお店を聞き、Googleマップに旗をたてて、お店を選ぶ時の参考にしています。

また、お子さんが小さい場合、お勧めなのがパブ!
パブというとお酒を飲むところというイメージが強いと思いますが、日本のファミレスのような感覚で使えるので、おススメ。

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趣味や前からやりたかったことに挑戦する

趣味や前からやりたかったことを探すのにおススメなのが、

このサイト「MIX B」

日本人向けの情報が盛り沢山!「レッスン」のページからは地域とレッスン内容で検索をすることが出来ます。

私の周りには、テニスやサッカーをお子さんと一緒のクラブで楽しまれている方も多くいます。
その他、現地の空手や柔道、ヨガ等色々なアクティビティがあります。是非、探してみてくださいね。

この機会に、自分が今まで挑戦出来なかったことに挑戦してみるのもいいかもしれません。

こちらのサイトで、子供向けの習い事を探すことも可能。
日本語で、塾、サッカー、テニス、ピアノ、水泳等を習うこともできます!

英語を極める

イギリスに住んでいても、私の場合、使うのはほぼ日本語です。
英語を使うのは、お店やレストランぐらい・・・。
日本語で生活できるには、とっ~ても便利ですが、英語力は気合いを入れて勉強しない限り、残念ながら伸びません。

「この機会に英語力を伸ばしたい!」という方は、語学学校に通ったり、プライベートレッスンを受けたりしています。

私も1か月ほど通いましたが、子どもの送り迎えのやりくりや、平日の午前中がすべて潰れる上に、毎日の宿題。
各国の人と話すことが出来、充実した日々ではありましたが、なかなか大変でした。
しかし、英語力を伸ばすのにはおススメです!

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帰国後のキャリアを考える

駐在妻として帯同されている方は、専業主婦、休職、産休・育休など様々な方ががいます。
帰国後のキャリアを見据えて、自分の技術や「やりたいこと」を生かした仕事をロンドンで始める方もいます。

実際私も駐在妻生活を楽しみたいけれど、「何か新たなチャレンジをして、新たな技術を身に付けて帰りたい!」と思い、
このきらりのライターに応募しました!

忙しい日本の日常から離れ、今後のキャリアについてじっくり本を読んで考え、何か新しいことにチャレンジしてみるもいいかもしれません。

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イギリスの食材を楽しむ

渡英後、スーパーに行って驚くのが、見たことのない野菜たち。
ついつい、お馴染みの野菜ばかり買ってしまいがちですが、なかなか手に入らない食材での料理を楽しんでみるのも◎

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さいごに

いかがでしたでしょうか?

ロンドンでは、海外で暮らしているにも関わらず、日本語が通じる場所が多く、イベントや趣味を日本語で楽しめたり、お友達とおしゃべりすることが出来ます。

フランスで暮らしていた時に比べると「孤独」を感じたり、「つながり」を求めたり、「成長」する機会を見つけられずモヤモヤしたりすることは、かなり軽減されました。

また、子供たちにとっても日本語が通じる環境があることで、安心感を得て、新しいことに挑戦する自信を取り戻しているように感じます。

しかし、これだけ日本のような生活をしていても、やはり海外暮らしならではの上手くいかないことや困ったことは沢山あり、モヤモヤすることも沢山あります

無償に日本が恋しくなったり、日本で順調にキャリを積んでいる友人をみて、羨ましくなったりすることもあります。

しかし、海外で暮らせる経験はとても貴重ですし、新しい価値観にふれる良い機会でもあります。
長い夏休みのようなもの。思い切り楽しみましょう!

今回の記事が、皆さんがイギリス生活を楽しむヒントになれば嬉しいです。
また、このきらりのサイトには駐在妻に限らず、沢山の在英者が経験したことが、記事として詰まっています。
是非、他の記事も参考にしてみてくださいね。

みなさんの駐在妻ライフが楽しく、充実した日々になりますように☆

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この記事を書いた人

フランス駐在2年からのロンドン駐在1年目。二児の母。お出かけ大好き、食べるの大好き、お酒大好き。最近は、イギリス王室の歴史を調べる事と着付けにはまっています。色々な事が日本の様にスムーズに行かない海外暮らし、皆様の暮らしが少しでも楽しく、楽になる情報をお届けします。

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