イギリスと日本の学校、どんなところが違う?現地の小学校に通わせている駐妻が思うこと

みなさんこんにちは!

夫の突然のイギリス赴任の辞令宣告を聞き、わくわくする気持ちと同時に漠然とした不安を抱えている人は多いのではないでしょうか。
特に子供を持つ人は「海外で子育てって大丈夫かな?」「学校ってどんな感じなんだろう」と心配になっている人もいるはず。

自分のことならまだしも、まだ小さい子供のこととなると不安すぎてあれやこれやと考えてしまうんですよね。

今回は現地校に5歳の子供を通わせている現駐妻が、イギリスと日本の学校の違い現地校に通わせてよかったと思うことなど赤裸々に綴ります。

なお公立や私立、地域差、学校などによっても様々に異なることがあると思うので一意見として、どうぞ気軽にみていただけると幸いです!

目次

イギリスと日本の学校どんなところが違う?

まずはイギリスと日本の学校の違いからご紹介します。学校の教育制度や基本的な体系を知りたい!という方はぜひこちらの記事を参考に。

今回は実際に通わせてみてどんなところに違いを感じたかに焦点を当ててお伝えしていきます!

送迎必須

日本の当たり前は世界の当たり前とは違う…、まず1番の例が学校の送迎必須。筆者の学校では8時40分〜55分の間に教室まで送ることがルールとなっています。

ゲートには毎朝学校の先生がいて、挨拶をして通過。
もし遅刻してゲートが閉まってしまったらオフィス(事務室のような場所)を通じて教室へと入ります。

毎朝、教室の前には担任の先生(またはサブティーチャー)が立っていて生徒一人一人の名前を呼びながら「Good morning!」とお出迎えしてくれます。

ちなみに給食は選択制で、レセプション(小学0学年、4歳児〜)であれば、見送り時にその日のランチメニューを聞いてくれるよ。ランチは毎日数種類あって、人によってはパックランチ(お弁当)を持ってくる人もいたよ

毎朝学校まで送り出すのは大変だけれど、生徒の朝の様子や顔色を見てくれるのは親としては安心。一人一人を認識してくれているのは嬉しいことですよね。

お迎えは15時半に再び学校へ。
他の学校も15時や15時15分など15時台が多い印象です。日本では幼稚園バスもあるので、それを経験してきたママさんにとっては毎日の送迎は最初辛いことかもしれませんね。

4歳から学校に通う

先にもちらっと書きましたが、現地校ではReception(レセプション)という学年があって、本格的に勉強が始まるYear1(小学1年生)の準備段階として学校生活、集団生活がスタートします。

学校の制服を着て通うのですが、制服を着るとぐっと大きくなったような気がして感慨深い気持ちでした。

レセプションではPhonics(フォニックス)と呼ばれる英語教育を受けたり、毎週本を借りてきて本を読む習慣を身につけたり、徐々に単語テストも行ったりもします。

後半になってくると幼稚園生っぽさは抜けてすっかりお兄さん、お姉さんに。

ちなみに制服は入学時に学校指定のオンラインサイトで購入できるほか、公立校だと制服はスーパーに売っており、いつでも買うことができます。具体的にはTescoM&S(マークスアンドスペンサー)など。M&Sのものは耐久性もあって質がいいと周りでは評判です。

女の子の夏服(サマードレス)は学校ごとに指定の色が決められているのでその色に沿って買えばOK。
制服がスーパーで買えるなんて便利だなあと最初は驚きでした。

9月から新学期が始まる

日本の学校が4月が新学期の始まりですが、イギリスの学校の始まりは9月。夏休みが明けて、新しい学年の始まりとなります。

学期(タームと呼ばれる)は全部で4つありAutum term、Winter term、Spring term、 Summer termに分かれ、タームごとに担任の先生との面談があったり、出席率の確認が行われます。

ウィンタータームが終わるクリスマスホリデー前は、学期最後の日にクラス内でパーティをしたり、放課後にクリスマスイベントが学校で開催されるなど学校もクリスマスムード。またクラスメイト全員にクリスマスカードを書いたり、先生へ感謝を込めてプレゼントを渡すこともされます(具体的にはスタバのカードやAmazonギフト券をプレゼントを渡す人が多い印象。クラスを代表するママが取りまとめてくれることもあります)

学費は無料

公立校だと、授業料は全て無料。これはみんなが平等に教育を受けられる素晴らしい仕組みですよね。また教科書のようなものはなく、教材費もかかりません。

半期に一回ほど外部の施設を訪問するときに遠足代を請求されたり、クッキングフィーとしてクラス内でやったアクティビティ代を請求されることがありますが、公立校だとほとんど大きな教育費はかかりません。

本を大切にする風習

先にも挙げたとおり、教科書を使って勉強するということがないので、じゃあどうやって勉強するのかというと””を利用しています。

毎週2冊ほど本を借りてきては次の週に交換することを年間を通して行なっており、本から英語や単語を学ぶというのが現地校流。

本やPhonicsも生徒によって少しずつ違うようで、先生が個々のレベルにあった本を選択してくれます。学校のライブラリーも自由に利用することができるので好きな本を借りてくることもしばしば。

またイギリスにはワールドブックデーという日が毎年3月の初めごろにあり、その日は自分の好きな本のキャラクターの仮装をして学校に登校します。
本を大切にし、身近に感じられる文化だなと感じます。

現地校に通ってよかったこと

学校の送迎必須や先生とのやりとりなど、日本の学校との違いや壁はいまだにありますが、現地校に通わせてみてよかったと思うことを紹介します。

英語が自然と身につく

当たり前ですが学校内は全て英語。

入学したての頃は毎日の生活リズムと環境に慣れるまで疲れなのかストレスか夜泣きしたりすることも多々ありましたが、子供だからこその吸収力と柔軟さで学校生活をほとんど嫌がることなく通ってくれています。

最初は子供も親も戸惑うことはあるかもしれませんが、母国語とは違う言語の中で毎日英語のシャワーを自然と浴びれることは英語が自然と身に付く恵まれた環境だと思います。

多国籍な友達ができる

イギリスはご存知の通り多国籍文化。英語が母国語でない人も私たち日本人以外にたくさんいます。
トルコ人やインド人、中東系やその他スペインやフランスなどのヨーロッパ諸国など、バックグラウンドは多種多様です。

いろんな国の友達ができ、自然とお互いの違いを認め合い尊重し合える環境だと感じます。

異文化を感じれる

先ほど紹介したワールドブックデーのほか、イースターやハロウィーン、クリスマスにはクリスマスジャンパーを着て登校する日など、子育てや学校行事を通して現地の文化を肌で感じられるのは在住者ならでは。

馴染みのないことばかりで大変…とも思いますが、ぜひ親も一緒になって楽しんでみてくださいね!

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この記事を書いた人

4年半の駐在帯同生活を経て、本帰国。二児の母。第二子はイギリスで出産。
今しかできないことを目一杯楽しむマイペースなO型。好きなものはパンとコーヒー、旅とお酒。

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